カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
高校駅伝の選抜大会とも言える、2013年春の高校伊那駅伝。
3月24日に、全国から過去最多となる男女合わせて167チームが参加して今年も開催され、地元のTV局で生中継(午前中行われた女子はダイジェスト)されました。優勝したのは、男子は伊賀白鳳高校、女子は立命館宇治高校。県勢では、佐久長聖が2位、女子は県立の長野東が5位入賞と健闘しました。
女子は、長野東の監督のお嬢さんでもある玉城かんな選手が、エース区間の最長1区でのデッドヒートで、トップと2秒差の2位。その後、昨年の都大路優勝校の本命立命館宇治がトップ独走で見事連覇。長野東も頑張って3位争いの末、公立校トップの5位。エース玉城選手は今度新2年生の筈。しかも、当日のメンバーは、一人を除いて4人が新2年生という若いチームでしたので、都大路が楽しみです。
男子は、恩師の急死をバネに、昨年の都大路で全国3位と復活した伊賀白鳳が、今回見事に旧上野工高時代以来となる22年振りという優勝で、秋の全国大会に向けて弾みをつけました。各選手が全区間5位以内という安定的な走りで、最後2位に1分の大差をつける独走で、これぞ駅伝とも云える区間賞ゼロでの優勝でした。
佐久長聖は、1区で何と1分20秒差の47位と完全に失速して出遅れ、最長2区でエース高森選手が34人抜きの区間賞。続く3区で春日選手の区間タイ記録での連続区間賞などで追い上げ、最終区で最後に山梨学院大付属をかわしての2位(昨年は3位)。駅伝は、1区間でも出遅れや失速があると、ケニア人留学生でも居ないと挽回は厳しいので、これから夏場の鍛錬に期待です。でも、全国で戦える戦力はありそうなので、高見澤監督になって3年目の今シーズンは、そろそろ秋への期待大でしょうか・・・。
個人的に一番印象に残ったのは、5区で区間新記録をマークした山梨学院大付属の上田健太選手。山梨学院大の上田監督のご子息です。中学時代から全国でも鳴らしていたと思いましたが、2年生での持ちタイムが5000m14分9秒といいますから、既に全国でもトップクラスの実力。今後も怪我無く、順調に育って欲しいもの。
付属高校の山梨学院は、高校ではこれまで決して強豪校とは言えなかったのですが、昨年上田選手ら二年生の活躍で、見事全国で初入賞。特に上田選手は、面構えも良く目力もあり、大物の予感が漂う走り。多分、来年は山梨学院大へそのまま進学するのでしょうが、2年後の箱根が今から楽しみです。
その他の男子では、4区でケニア人留学生がごぼう抜きの世羅が4位。昨年の全国初出場初優勝校の豊川は8位(今年も居るのかどうかも知りませんが、ケニア人は走らず)。伝統校復活で福岡大牟田が6位。毎年秋にはキチンと仕上げる西脇工が今回は7位(昨年は2位)でした。また昨年の伊那路優勝校の豊川工(愛知県予選で、仙台育英から転入生を大量に受け入れた豊川高に敗れ全国出場はならず、今も色々騒がれていますが)は17位でしたが、選手は負けるな!
選手の皆さん、実りの秋に向けて頑張ってください。
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