カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
12月の都大路への切符を掛けた都道府県大会が、今月各地で行われました。
長野県では、男子は佐久長聖が15回連続で出場を決めました。但し、2時間8分台ですので、もう一頑張りしないと全国で優勝争いに絡むのは厳しいかもしれませんね。女子は、県立の長野東が自身の大会記録を更新しての6連覇。昨年公立高トップでの初入賞に続き、今年も全国の私立の強豪高に伍しての連続入賞に期待します。
さて、今年の都大路を占う早春の伊那駅伝で、西脇工、佐久長聖に圧勝した愛知県立豊川工高(第604話参照)。その愛知県には、震災影響での退学騒ぎとなった仙台育英から大量の男女の特待生10名をまとめて受け入れた豊川高校があり、愛知県予選の結果を注目していました。
そして、やはり豊川工高が自身の持つ大会記録を更新したにも関わらず、女子チーム同様ケニア人留学生を抱え、またその転入生の活躍で、2分以上も引き離す2時間4分台という圧倒的な力で豊川工の15連覇を阻止し、豊川高が優勝したと報じられていました(一方、仙台育英は宮城県予選で東北高に敗れ、2位に終わっています)。
因みに豊川高は、3月の伊那駅伝では(転入生は6ヶ月間の出場停止措置)留学生が20人抜きの結果の10位、同じく留学生を要する世羅は伊那では留学生抜きで臨み、30位台でした。
“力は正義なり”とはいえ、何だか釈然としません。そんなに簡単に勝って良いのでしょうか。トレードや移籍が当然のプロ選手ではあるまいし、ましてや被災地。その宮城県には、外国人選手を含め被災後ボランティア活動に従事したラグビーの釜石シーウェイブズや各高校の野球部、また敢えてフランスから戻った“なでしこ”鮫島選手らのお手本もあるのに、一銭にもならない友情とか母校愛なんて最早死語なのでしょうか?彼らの大儀って一体何なのだろう?(イケナイ、興奮してきた)。そんなことまで考えてしまいました。
かくなる上は、今年も留学生に頼らず日本人だけで編成する西脇工、佐久長聖、そして九州学院などの九州勢に期待したいと思います。