カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
10月上旬の水曜日。前任者の先輩の定年の激励会が上田の駅前であり、当日松本へは帰れないことから駅前のビジネスホテルに宿泊しました。
前回泊まった時は、自分の車での移動でしたが、せっかくの機会ですので、今回は乗せて来てもらって翌朝上田電鉄の別所線の電車に乗って出勤することにしました。
朝7時半前に行ったのですが、ローカルな私鉄ですので当然とはいえ、通勤通学時間帯でも1時簡に2本くらいしかなく、ちょうど電車が行ったばかりで30分待ち。でもホームには既に電車が入線していたので、初めてですし、物珍しげに車中でキョロキョロしながら待つことにしました。残念ながら丸窓ではなく、昔の東急電鉄のようなアルミの車体に横に赤いラインが入った車両です。
上田駅を出てすぐ千曲川を鉄橋で越えて上田の市街地を抜け、電車は郊外へと走ります。大学前駅(長野大学、上田女子短大。少し離れて長野県工科短大も)で結構たくさんの学生さんが降車。私は次の下之郷という駅で下車。ここまで所要時間は20分弱。今度は、別所温泉まで乗って行って“信州の鎌倉”を散策したいものです。
さて、この「下之郷」駅は、今は廃線となった丸子線との分岐点だった(今でも始発の上田からは、終点の別所温泉行きと途中の下之郷止まりの二系統があります)ので、他よりも広めの駅で、カラーリングも含めてその昔別所線のシンボルだった「丸窓」電車を模した、その名も“マルマドリーム号”がちょうど停車していました。また、この駅は生島足島神社の最寄り駅(駅のすぐ横)となるため、駅舎は神殿を模した朱色のデコレーションが施されています。
三人ほど降りられたお客さんに混じって私メも下車し、そこから徒歩で会社までは20分弱。途中、塩田平のシンボル独鈷山越しの別所方面や生島足島神社参道の大鳥居(あまり参道らしくないので、突然田んぼの中に現れた感じで目立ちます)を見ながら、コンバインの順番待ちなのか、その頃はまだ稲刈前の田んぼの残っていた道をノンビリと歩いて出社しました。
“天高く”空も澄んだ秋の色。イイなぁ、田舎は・・・。
掲載した写真は、下之郷駅で撮った別所電鉄の電車の幾つかと、由来不明ながらホームの階段に置かれた猫の置物。そして独鈷山と塩田平の遠景(右端に大鳥居が写っています)。