カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
嘗ては、ダークダックスやボニージャックス、そしてデュークエイセスなどの男声コーラスグループがTVでも活躍していました。
最近はTVなどでとんと見かけることがなくなりましたが、考えてみればその頃からはもう既に40年以上も経っていますので、皆さんお元気でしょうか?そして、今でも歌っておられるのでしょうか?
確か、ダークダックスは慶應のワグネル、ボニージャックスは早グリ出身だったでしょうか。ダークダックスが、歌謡曲を歌うなどやや“俗ぽかった”のに対して、ボニージャックスはある意味固くて(真面目で)、いかにも正統派グリーという感じがしました(確かNHKの「歌はともだち」のレギュラーでした)。一方、良い意味でグリーのようなアマチュア臭さがなく、ジャズ系の香りがして洒落ていて、しかもレパートリーの巾が広く個人的に一番好きだったのがデュークエイセス。「おさななじみ」や「遠くへ行きたい」も彼らのヒット曲。
そのデュークが、永六輔・いずみたくコンビと組んで歌ったのが「日本のうた」シリーズ。全国の都道府県をそれぞれ歌で紹介するという、発売元のレコード会社も含めて良くぞ作ったと思われる、ある意味壮大な試みだったと思います。
知らない人も多いと思いますが、このシリーズの中から、お馴染みの「いい湯だな」(群馬県)や“♪京都大原三千院”で始まる「女ひとり」(京都府)、そして「筑波山麓男声合唱団」(茨城県)、更には「フェニックス・ハネムーン」(宮崎県)などのヒット曲も生まれました。ご存知の曲もあるのではないでしょうか。
従って「8時だよ」のオープニングテーマだった「いい湯だな」は、ドリフの元歌ではありませんし、またデュークお得意の黒人霊歌「ドライボーンズ」の半音上昇をパロった(似せた)「ろっこんしょうじょう」(富士登山が題材なので、静岡か山梨のどちらか)なんていう洒落た曲もありました。因みに長野県はあまり話題になりませんでしたが、「みすずかる」。確か、短調の曲調と相俟って、“♪みすずかる 信濃の国の善光寺”と、名所旧跡を並べただけだったような気がします。
自分たちも、高校時代や大学時代に男声合唱でハモったものです。確か、学生時代に楽譜を買ったと思ったのですが、残念ながら見当たりませんでしたので、部室にあった楽譜でしょうか?(写真の楽譜「グリーアルバム2」は、職場の余興の時に男声カルテットで歌った早グリ編曲の男声合唱曲「見上げてごらん夜の星を」が掲載されていて、今回の記事とは無関係です)。
昔話をしだすと年を取った証拠だと言います。そうかもしれませんが、先日義弟の所属する男声合唱団の定期演奏会で久し振りに男声合唱を聴いたせいか、当日歌われた訳でもないのに何となく「筑波山麓男声合唱団」が口をついて出てきて、
「そう言えば、今では軽く出るバスパートのオクターブ下のEの音が、高校時代は全く出なかったなぁ・・・。」(逆に今では上が全く出ませんが)
と、懐かしく思い出した次第。
♪コンダクターは ガマガエル~