カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先月のことですが、急に奥様が上京されて、母と二人だけの平日。
ここは、シメシメと普段は食べられない松本B級グルメの代表格(自薦につき悪しからず)である「たけしや」のヤキソバを持ち帰りすることにしました。いやぁホント久し振りだよなぁ。
“Long time no see you! I missed you!”

 奥様の不在は火・水の二日間でしたが、生憎火曜日が「たけしや」の定休のため、満を持しての水曜日になりました。松本駅到着後、帰路寄って並盛りと大盛りを持ち帰りで注文(具財は、肉無しのシンプルなキャベツのみで、容器代を含めて550円と650円)。七味は念のため、私用の大盛りだけにしてもらいました。7時過ぎでしたが、お店には小ちゃな男の子を連れた若いご夫婦と、やはり男の子を連れたお父さんの二組。きっと、このお父さんも奥さんが居られる時は食べられないのでしょうね(と無理やり自分と同類に決めつけ)。

 いつもは、年の割には何でも食べたがる母ですが、この油ギトギトの(実際には見た目ほど油っぽくないのですが)独特の黒っぽい太麺は、さすがにお年寄り向きではなかったのか余り食指が動かなかったようで、珍しく半分でストップ(あっそりゃ、失敬)。
こちらは、他人のことは一切お構いなく、おそらく1年半振りとなる「たけしや」のヤキソバに舌鼓(注記)。結構な量の大盛りですが(メニューには並の2倍の特盛りもあります)、あっと言う間に完食。母の残した半分が気になりますが、ここは我慢。うん、美味しかった!

 そのボリュームと安さだけではなく、今でこそ改築されて明るく清潔そうなお店も、嘗ては(今はマンションになってしまった映画館「東宝セントラル」横の長屋の一軒だったと思いますが)お世辞にもそうは言えぬ店内だったことも手伝って、スパゲッティーの「ヤマナミ」(第547話参照)と共に運動部系男子高生御用達だった「たけしや」ですが、この日も含めて最近は若い男の子って「たけしや」で見たこと無いのがちょっと気がかりと言えば気がかりです。ま、どうでもイイかぁ、食べられさえすれば・・・。
【注記】
漢字は「鼓」ですので、正しくは「シタツヅミ」ですが、慣用的に「シタヅツミ」も使われているので、従って漢字変換ではどちらでも変換されます。