カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
北アルプスを望む“岳都”松本に暮らしていても、本当に山が綺麗だと思える日は必ずしもそう多くはありません。
登らずとも、里から眺めていても四季折々の美しさを感ずる北アルプスの山々ですが、季節的には空気の澄んだ冬の方が山を望める日が多く、山に雲の掛かることの多い夏は山頂まで望めるのは数えるほど。また残雪の映える春は霞が掛かることが多く、晴れていてもスッキリと見える日が少ないのが残念です(秋は、身近な里の紅葉に気を取られるのか、或いは北アルプスの初冠雪を見ると、「いよいよ冬か」と溜息混じりに身構えるせいか、あまり西山への「美」意識無し・・・)。
夏の夕刻、黒い屏風のように連なる北アルプスに背景の夕焼けが紅に染まる瞬間と、早朝モルゲンロートのピンク色に染まる真っ白な冬山の神々しさが、個人的には四季折々の中でも最高だと思うのですが、夏の夕映えの北アルプスは、本当に涙が出るほどに最高だと感じたのは今までにたった一度しかありません。
先週5月13日の日曜日、遅霜がうっすらと降りたほどヒンヤリとした早朝。空が澄み切っています。我が家からは、城山々系に遮られ北アルプスは見えませんが、ベランダから望む美ヶ原や鉢伏などの東山の緑が鮮やかです。
そこで、6時半に家内を起こしてチロルとナナを連れてアルプス公園に行って見ると、案の定「イヤァ、今日は山がキレイだなぁ!」。
市街地の北に位置するアルプス公園からは、槍ヶ岳や乗鞍を望むことはできませんが、常念などの西山は既に残雪の装いで、そろそろ雪形が現れ始めています。
アルプス公園の桜は5月連休前半で終わりましたが、今度は八重桜が満開で若葉のソメイヨシノとピンクと緑のトンネルを作っていました。
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快晴のアルプス公園。早起きが“三文”以上にお得な5月の日曜日でした。
【追記】(前話No.621の続きとして)
山と犬の写真は、ミラーレス一眼Lumix DMC-G3の(初心者ゆえ)“お任せモード”で撮影してみました。
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やはり単純な画素数よりも、レンズやイメージセンサーのサイズ(Lumixのミラーレス一眼は、オリンパスペンシリーズ同様に、小型薄型化のためにマイクロフォーサーズ採用ですが)の違いが大きいようです。
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