カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先日久し振りに寿司の王滝総本店へ行きました。
カウンターが空いていて、しかも家内が好きなふんわりと握ってくれるオジイチャン板さんの前。

 一品を少し頼んだ中で、骨折回復のために骨に良いからと家内がオーダーした鰯の唐揚げが、甘味もあって柔らかくて絶品でした。日本酒に合いそうなので、二尾しか分けてもらえなかった中から、わざわざ一尾をお酒の肴に残しておきました。

 途中で、先に握ってもらうという奥様が平目を注文したら、その日は無いとのこと。何でも、養殖の平目からウィルスが検出され、食中毒の恐れがあると全面的に出荷禁止措置が取られていて、暫くは入荷して来ないのだとか。
「えーっ、うっそう!そうなんですかぁ・・・?」
と至極残念そうな奥様。
 しかし、何でかなぁ・・・。以前のTVニュースでは、片や茨城の漁港に水揚げされた天然の平目が、原発事故の風評被害で買い手が付かず破棄されたのだとか。しかも天然物の平目なのになぁ。
ま、私はカレイの縁側で十分なんですけど・・・。

 この日のお酒は、石川県の銘酒「加賀鳶」でも知られる福光酒造という酒蔵の限定物の「黒帯悠々」という純米酒にしてみました。
冷酒でお願いしましたが、これがコクがあって旨みもあって、でも重くは無くキレさえ感じられて・・・。
「いやぁ、これ旨いなぁ!」
「あっそ・・・」と、一滴もアルコールを飲まれない奥様は全く興味も関心も無く、まだ磯のアワビならぬヒラメに片想いでしょうか。

 ま、ヒラメはともかくとして、天下(飲兵衛の間で?)に名だたる「天狗舞」や同じく「手取川」の石川県。加賀百万石はさすがに奥が深いですね。まだまだ知る人ぞ知る美味しい地酒がありそうです。