カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 家内が松葉杖で自由に動けないので、平日帰宅後に“兼業主夫”として夕食準備をする際に何度か作って重宝したのがおでん。
冬ということもありますが、大根やコンニャクなどは、日を置くごとに味が滲みていくので、週末に調理しての作り置きに向いています。しかもたくさん作っておけば、2~3回分はこれで賄えます(いわば和食のカレー版?)。

 そう言えば、娘たちが1年ほど前に帰省して来た時に作ってくれたおでんがとてもコクがあったので、聞くとオイスターソースを隠し味に少し入れたのだとか。Cook Padのお薦めレシピだそうです。なるほどなぁ・・・。
松本には、昔はなぜか専門のおでん屋さんが無く、老舗の割烹「しづか」くらいでしかおでんを食べられなかったのですが(最近では、専門店かどうか分りませんが、おでんと書いた赤提灯を吊るしたお店も出現)、今やおでんは屋台のオジサマ族だけではなく、子供たちも高校近くのコンビニで時々買っていたようで、コンビニでも冬の(年中?)定番商品になりました。

 さて、おでんと言えば、大根、コンニャク、チクワや卵、そしてさつま揚げといった定番以外にも、練りモノも最近は色んな種類が出回っています。またお餅を油揚げで包んだ餅巾着もなかなかのアイデアですし、静岡の黒はんぺんもイイなぁ。良く味の滲みたおでん。特に寒い冬の夜は一層美味しいですね。

 そこで、我がイチオシのおでん種。それは、粗引きのポークウィンナーです。パリッとした皮と茹でて破れたところから出汁が滲みて、なかなかの美味。魚のすり身で作ったツミレや練り物、更にはイイ蛸などの魚介類だけではなく、牛筋やロールキャベツをおでんに入れることもありますし、ウィンナーもポトフなどでは定番の具材ですから、煮込み料理にも合う筈です。

 今回は、出汁昆布に加えて隠し味にオイスターソースを入れて煮込みました(但し、奥様はオイスターソースを入れると味が“くどく”なるので好みではないとの仰せ。またウィンナーも肉の香りや味が他のおでん種に移るのが気になるとの由。おでんには牛筋だって入れるのにナ。そう言えば、鰤アラ大根も魚の味がしてイヤだと食べませんし、美味しいのに。フ~、難しいですね)。

 では、練辛子を付けていっただっきまーす!「あら美味しい!」っと。