カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
先月末のことですが、月曜日でしたが娘たちのところへ上京して戻られた奥様を、夜お迎えに行くと、もう疲れたので外食にしようとの有り難い仰せ。
シメシメと、久し振りに寿司の『王滝総本店』へ。いやぁ、久し振りの外食だぁ!
早くも忘年会シーズンか、月曜日だというのに個室では宴会のようで、結構混んでいました。ただ、カウンターは空いていたので、家内は早速お目当てのオジイチャン板さんの前に座ります(第497話参照ください)。
お寿司を握っていただきながら、家内と板さんとの会話です。
「オイシイですぅ!硬く握られるとガッカリするんですけど、こういう風にふわっと握っていただけるとホント嬉しくて・・・」
「ありがとうございます。でも、これでも昔より少し固めに握ってるんですよ。」
「えっ!そうなんですか?」
「最近は殆どのお客さまがお寿司を箸で食べられるので、箸で掴んだ時に崩れないくらいの固さで握っていますが、昔指で摘んで食べていただいていた時は、もっと柔らかく握っていたんですよ。」
「あっ、そうなんですね!」
驚きました。充分にふわっと握ってあると思ったのですが、昔はもっと柔らかく握っていたなんて・・・。
指でお寿司を握って食べれば、本来もっと握りは柔らかなんだ。いやぁ、知らなかったなぁ・・・(と、私は全く気にもなりませんでしたが)。
もしかしたら、ちゃんとしたお寿司屋さんのカウンターに座って、指で摘んで食べていれば、板さんがそのお客さんに合わせて更にふわっと柔らかく握ってくれるのかもしれませんね。なるほどなぁ、握り一つ、奥が深いですね。