カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 文科省の要請を受けてとのことですが、長野県でも群馬県境の大気中のセシウム濃度をふまえて、今年は落葉での「たき火」を自粛するように呼びかけたというニュースが流れました。

 昔、子供たちの通っていた頃。信大附属小の道路沿いに大きな欅の木が何本かあり、道路側にも大量に葉が落ちるので、秋になると子供たちが定期的に道路清掃をして落葉を集めて、お母さん方も集まってクラスで焼き芋大会をして楽しんだそうです(その時に教えていただいたノウハウが、薪ストーブでの奥様の焼き芋作りに活かされています)。

 落ち葉拾いと、たき火と焼き芋。今年は、少々晩秋の風景も違ったのかもしれません。

そんな中でも、童謡「たきび」にも登場するサザンカ(山茶花)が今年も母屋の庭に咲いています。
霜の降りるこの時期に凛として咲く花を見ていると、気高さを感じます。
サザンカ(山茶花)はツバキ科の常緑樹。ツバキが英語でカメリア(camellia)に対し、サザンカは(camellia) sasanquaとそのままです。
中国などのアジアにも自生しているようなので、日本固有種ではないにしても、英語名からすると日本から広まった品種のようです。因みに寒椿はツバキとサザンカを高配して作られた園芸種とか。
もう一枚の写真は、梅の木に巻いた蔦。ドウダンツツジやハナミズキなど、他の庭木は既に葉が落ちた中で、つい最近まで晩秋の紅葉が鮮やかでした。

 信州では、里山近くまで降雪の境界が降りてきて、晩秋から初冬へと足早にその歩を早めています。