カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年のリンゴ採りは、11月19日の土曜日から開始する予定が、生憎の雨模様で殆ど出来ず(どうしても当日の発送希望があったため、雨の中2本分だけ収穫し水滴を丁寧に拭いて発送しました)、雨の上がった日曜日からリンゴが乾くのを待って、昼頃から本格開始しました。周辺のどのリンゴ園も、家族総出で収穫が始まったようです。
この週、会社からFlex休暇をいただいて、一週間はリンゴ採りに専念です。そして夜は倉庫でその日採ったリンゴを選別し、到着日指定のお客様への発送の荷造りが深夜まで続く、疲労困憊の一週間となります。

 小さなリンゴ園とはいえ、当園には矮化のサンふじが60本近くありますので、リンゴ箱(コンテナ)にして100箱前後になり、妹夫婦も毎年手伝ってくれるものの平日は一人ですので、リンゴ採りには一週間掛かるだろうと覚悟していました。

 すると、昨年遊びに来た岐阜に住む大学時代のクラブ(混声合唱団)の後輩からメールがあり、信州へのドライブがてら23日の祝日にリンゴ採りの手伝いに来てくれるとのこと。
昨年来た時に、来年は周囲の合唱団のOBにも声を掛けてみるとは確かに言っていたものの、皆仕事をしており無理だろうと思っていました。
彼から直前になってメールがあり、やはり他のメンバーは都合が付かないので、ナント奥様と息子さんたちも一緒に4人で来てくれるというのです。
「無理するな!」と返したところ、朝来て午前中だけ手伝って、午後は松本周辺の観光をして帰るというので、リンゴ採りも観光気分で来てくれるならと彼の好意に甘えることにしました。

 当日は、私たち以外に、休みが取れたと一日手伝いに帰省してくれた次女と、妹夫婦と姪、そして後輩ご一家4名と総勢10名の大所帯です。
さすがにこれだけいると、見る間にリンゴが減って行きます。初めてのリンゴ採りに、ご一家も物珍しげに楽しんで作業をしてくれているようです。
おかげさまで、午後3時には全部採り終えることができました。今年は応援のおかげで、一週間は覚悟していたのに、4日間で全て終了することが出来ました。

 当日は、作業のため何もおもてなしも出来ず、出前のお弁当と自家用のリンゴをお礼に、「来年もまた来ますネ!」と昼周辺の観光をして帰るという彼らを見送りました。

 おかげで、その日の夕刻から選別に専念することができました。
写真は、倉庫の作業場で山済みになったリンゴ箱です。祖父の代から使っている木箱には大きさ別に選別を終えたリンゴが、プラスチックのコンテナには収穫した選別前のリンゴが入っています。
(朝から夜中まで選別と荷造りに追われ、暫く記事掲載をお休みしてしまいました)