カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年の雑キノコは例年に比べ不作で、地元紙によると、松本地方でも地場のキノコ販売所に持ち込まれる量は例年の1/10程度だったとか。正に“大不作”です。

 9月上旬の秋雨や気温低下で順調にキノコ菌が繁殖を始めたところに、急激な気温上昇があったため、暑さに弱いキノコの菌糸が死滅してしまったのだそうです。秋の恵み、秋の楽しみが無くなってしまいました。

 いつも行く近所の里山。10月中旬に、それでもと様子を見に行ってみると、リコボウ(諏訪地方ではジコボウ)が4本だけ。最初に出る筈の初茸の姿もありません。昨年は初茸もたくさん採れたのですが・・・。探しても無駄なので、早々に退散です。
曇っていて薄暗い中でしたので鮮明ではありませんが、貴重なリコボウ(ジコボウ)です。その日の夕食にキノコオロシにしてみました。今年はちょっぴり寂しい秋の味です。

 その後、11月上旬に念のためにもう一度行ってみましたが、やっぱりリコボウ(ジコボウ)の姿は全くありませんでした。唯一、キノコのシーズン終わりを告げるムラサキシメジが3本固まって生えていました。ムラサキシメジは群生になることが多いのですが、周囲にその姿は無く、僅かにこの3本だけ。
キノコオロシでは土臭さが抜けないムラサキシメジですので、今回はガーリックマーガリンでソテーにして、シーズン最後のキノコを味わいました。

 これにて、今年のキノコシーズンは寂しく終了です。
キノコは、開いた傘から零れる菌糸で増えていく筈ですが、今年はともかく来年は大丈夫なのでしょうか?

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