カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
明日から9月。信州はもう朝晩は涼しくて秋の気配が漂い、コオロギでしょうか、虫の声も聞こえますが、昼間はまだ残暑も残り、夏空に入道雲とセミの声。そこで行く夏を惜しんで、真夏の夜の出来事から。
弱い犬ほど・・・と言いますが、まさにチロルはその典型。
良く吼える(道路を通る人は勿論、庭に来る鳥やネコ、はたまた氏神様のお祭りの注連飾りにまで)ので、番犬としては及第点なのですが・・・。
この夏は、松本でも何度か夕立がありました。
8月中旬頃だったでしょうか。夕刻7時くらいに急に大粒の雨が降ってきて、近くで稲妻が走ったかと思うと、すぐに大きな雷鳴が轟いて土砂降りに。果樹や庭木にとっては恵みの雨です。
すると、帰宅後二階のクローゼットで着替えていたら、音も立てずにチロルが上がってきました。
「チロルぅ、ハウスに戻れってば!」
抜ける毛を部屋に“撒き散らす”ので、二階に上がるのを家内から厳禁されているチロルは、いつもは見つかるとバツが悪そうにすぐ階段を降りていくのに、この日は動こうともしません。
私が一階に下りていくと、チロルも一緒に降りてきて、今度は私の傍に纏わり付いて離れようとしません。
「あっ、そうかぁ・・・オマエ、雷が怖いんだ!」
上目使いに尻尾を垂れて、私の傍にくっ付いています。
片やナナは大丈夫かと見ると、涼しいのでしょう、フローリングの床にベタっと我関せずと、うつ伏せになって大の字で寝そべっています。
「はぁ、こりゃナナの方が大モノだワ・・・」
「はぁ、情けナ・・・」
(写真は雷とは別の日の週末の朝ですが、散歩から戻り早速「番」をするチロルと、片や散歩疲れか?朝から大の字のナナです)