カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 実家に用事があって家内が平日茅野まで来るので、夕刻会社でピックアップしてもらい、今まで何度行っても休業だった諏訪の湖明館通にある蕎麦の「河内屋」か、今回もまたダメなら島崎の「麺屋さくら」で食べて行くことにしました。

 そこで今回は事前に「河内屋」に電話をしてみると、叔父さんが出られ、今まで店をずっと閉めていたが、8月中旬くらいから別の人が店を引き継ぐとのこと。以前から腱鞘炎やら体調を崩して、とは伺っていましたが残念です。どうぞお大事に。
叔父さんの「手打ち、機械切り、極細麺で茹で数秒!」(記憶違いで無ければ、確か7秒とか)という腰のあった独特の蕎麦を、結局家内は一度も食べずに終わってしまいました。
当時来店した色んな有名人の写真(壁には所狭しと貼られた色紙)を見せてくれて、「CCガールズがこの前食べにきてねぇ・・・」と賑やかだった叔母さんは、今もお元気でしょうか?食べている途中で、一言でも美味しいと言うと、アルバムを持って来ての解説が始まり食べていられなくなるので、食べ終わってから誉める、或いは聞くのがコツでした。
ただ、どうかなぁ?店名は同じでも、打ち手が替われば多分同じ蕎麦にはならないだろうなぁ・・・。もし同じ味にならなかったら、同じ店舗ではあっても、新しい方は少なくとも店名を変えるのが良心的だと思います。そして、その新しい味で堂々と勝負すればイイ。

 そこで、今回も『麺屋さくら』へ。
松本でも、流行りの豚骨系のラーメン店は一風堂始め最近多いのですが、こってりだ、ギョってりだ、と奇を衒わずに、オーソドックスな醤油系ラーメンが食べたい私にとっては、上諏訪駅横にあった「桜亭」の頃からの看板メニューの屋台ラーメンか、最近は行く機会の無い長野市県町「ふくや」の中華そば(夜泣きそば)がイチオシ。特に「ふくや」は最初食べた時は然程とも思わないのに、何故かまた食べたくなって、その内“病み付き”になる不思議なスープです(従って、二三度食べてから好みかどうかを判断すべきでしょうね)。
昔は、松本にも駅前に「亀の家」という背脂系の美味しいラーメン店(塩焼きホルモンも絶品でした!)があったのですが、その後店名は何故かそのままでオーナーが変わり、似ても似付かぬ味(但し売りは味噌味だそうな)になってしまいました。
「これって詐欺ジャン!」と、以来二度と行っていません(イケナイ、思い出したらまた腹立ってきた。だから、“新”河内屋も改名した方が良いと思います)。

 さて、久し振りの『麺屋さくら』。平日ですが、混んでいて何よりです。
こってり系やつけ麺など、他にも幾つか工夫された今風のメニューもありますが、今回も私は“背脂チャッチャ系”の屋台ラーメンの大盛り(平日は大盛り無料サービス!です)に味玉をトッピング。家内は同系のチャーシューメン。そして餃子を二人前注文。すると家内が、
「これ、やっぱり絶対にテンホウの餃子だよ!」(と、また今日も言っています)
「そうかなぁ・・・?」、「だって、シーズニングがそっくりだもの!」
「もしそうでも、イイじゃありませぬか、美味しければ。自家製麺作りで餃子まで手が回らないんでしょ、きっと」
移転する前は業者から取り寄せた縮れ麺でしたが、食べる人の安心安全のために、ご主人は自家製麺(ストレート麺)にはおそらくカンスイを使っていないのでしょうね。早目に食べないと麺がノビてしまいますが、今回は茹で時間を短めにしたのか、以前より麺に腰がありました。
大きなバラチャーシューがとろとろで、トリガラ系のあっさり醤油スープが相変わらず美味。郊外に移転した今は叶いませんが(且つ年を取ったら食べられなくなりましたし)、優しいスープが飲んだ後の〆には最高でした。
 この日は、麺だけではなく、ドリンクも大盛り無料の張り紙が。こちらは車のためオーダー叶いませんが、大盛りの飲み物って・・・ナニ?もしや、中ジョッキが大ジョッキ?・・・気になりますね。

 本日も、いただきました!(信州弁で「ごちそうさま」)。美味しかったです。

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