カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 6月30日に発生した、松本市南部を震源とする直下型の震度5強の地震の影響が、当初確認された被害以外にも、色んなところに現れているようです。

 阪神大震災にもびくともしなかった五重塔同様に、今回の地震にひび割れ程度で持ちこたえた松本城の堅牢さが地元で話題となる一方で、松本市島内にあるザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール、通称“音文”)のメインホールの天井の一部が損傷し、当初は7月の公演が延期と報道されていましたが、その後の検査で、もっと被害が大きく、このままでは、もしまた地震があると天井の一部が崩落する危険があり、音響も悪化するとのことから、ここで耐震補強と定評のあった音響(残響時間2.0秒!)の良さを両立させるべく、来年度一杯(2013年3月)までを掛けて、天井の設計をし直した上で全面改修をすると発表になりました。
『“楽都”松本の拠点として、ホールを蘇らせるためにも、きちんとした改修が必要』という菅谷市長の説明も理解はできます。
従って、音文のメインホール(小ホールは被害無し)で予定されていた今年度の全ての公演が、一旦ここで未定となってしまいました。

 恐らく中止か、会場を変更するかしかありません。
楽しみにしていた9月のブルーノ・ゲルバーのピアノリサイタル(チケット購入済み)や、ここでメイト向けに先行発売予定だった10月のOEKの第6回松本公演は一体どうなってしまうのでしょうか?金沢とは友好都市なので、毎年OEKは来演しており、多少の変更があっても中止にはしないと思いますが。同じく市で運営する市民芸術館で代替されると良いのですが、音文が756席、市民芸術館が1800席と座席数も全く異なりますので、どうなりますことやら。

 ハーモニーホールでは、例え大向こう受けするような華やかさはなくとも、クラシック音楽ファンにとっては、いぶし銀のように渋く魅力的なコンサートが多かっただけに、ハーモニーメイトの一人としては大変気になるところです。市民芸術館に変更して、空席ばかりでは演奏者の方にも失礼ですし・・・。

【追記】
今回を持ちまして、ブログ掲載500話となりました。日頃、ご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
もし内容的に、人知れずとも万が一にも何か失礼の段がありましたら、謹んでお詫び申し上げます。また、お気づきの点等ございましたら、何なりとお寄せください。
今後とも宜しくお付き合いいただければ幸甚に存じます。先ずは節目の御礼にて。

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