カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
梅雨、今外は雨。いつもこの時期に採るからと母がウルサイので、雨が上がった6月中旬の日曜日から2週に亘り梅の収穫をしました。まさに“梅雨”。
でも、今年は春先の寒さで全体に植物の生育が遅れ気味。そのため例年に比べ梅の実も小さめですが、全部で25kgほど収穫しました。
そして、リンゴ園の隅に父が植えたキーウィの花が、6月中旬に満開になりました(6月12日撮影)。小さなウチワの様な“丸っこい”葉と真っ白な花が特徴的。
信州でも結実しますが、さすがに糖度はあまり上がりません。でも藤のように棚にすると良い木陰を作るので、シェードガーデンとして植えられているケースも結構あります。
そして、キーウィの横には自生した桑。
放っておいたら随分大きくなってしまいました。我が家は戦前から祖父がリンゴを作っていましたが、小学生の頃までは未だこの周辺でもアチコチに養蚕用の桑畑が残っていました。
その後桑畑がリンゴ園に変わっても、桑は生命力が強いので、今でもリンゴ園の隅っこに自生していたり、また鳥が実を食べて運んだりしたのでしょう。庭先などに生えているのを見かけることがあります。
桑の実が、6月下旬になって段々と色付いて来ました。まだ赤い段階ですが、熟すと黒くなってとても甘くなります(6月12日・19日撮影)。
子供の頃は、小学校の帰りに友達と道草をして、皆口の周りや舌を紫色に染めながら(従って一発でバレますが)摘んで食べたものですが、この飽食の時代ではあまり見向きもされなくなりました。桑の実は、果実酒やジャムなんかにしても良いのですが、家内はイラナイとのこと。だったら邪魔なので切っちゃおうかな。
初夏、実る梅や桑の実。いずれも“梅雨のあとさき”の信州の里山の風物詩です。