カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
少々以前のことになりますが、3月の三連休に次女の引越し対応で成田へ行った時のことです。
成田のイオンモールでの生活用品の買出しで正午を回ったので、昼食をレストラン街で取ってから戻ることにしました。
前夜のお寿司に感動し(第445話参照)、地元の魚屋さん直営と言う回転寿司に「地魚」と貼り紙をしてあるのを見て推薦するも、二人から「もうお寿司はイイ!」と敢え無く却下。
次女が(普段一人では食べられない)中華が食べたいとのことから、行列が出来かけていた『紅虎』という中華料理屋さんへ入りました。
「ま、ハードロックカフェよりゃイイや」と、こちらも素直に従います。
娘が「食べログ」でチェックすると、「紅虎餃子房」という関東中心に全国展開をしているチェーン店のようです。「なぁんだ、チェーン店かぁ・・・。」
注文は、家内がサラダと青菜の炒め物(余り興味なく・・・確かチンゲンサイ?小松菜だったっけ?)と、娘は焼きビーフン、それに点心のエビ餃子と小籠包も。私はメニューにあったナスと豚肉炒めの餡かけ丼。
これが、メニューの写真で見ると、どう見てもシンガポールで時々食べたクレイポット(土鍋)じゃありませんか。高級中華ではなく、いわば庶民の味。
待つこと暫し。小籠包や青菜の炒め物は現地の味に近く、ガラス越しに見える大きな厨房には、中国人の方と思しき料理人が何人も忙しそうに働いています。現地と同じ調味料を使っているのか、変に日本的な味付けではなく、シンガポールの中華料理店を思い出させるような懐かしい味です。
また、節電のためか少し暗めの店内は、椅子やテーブル、装飾も妙に“安っぽく”て、逆に現地の庶民的なレストランを思わせます。少なくとも我々には却って好印象です。
出された餡かけ丼も、正しく土鍋に入ったクレイポット。家内も懐かしそうです。少し上げようとしたら、今度来る時の楽しみに取っておくのだとか。
残念ながら「おこげ」は出来ていませんでしたが、熱々で味付けも現地に近く、カップスープ付きで850円程度でこれだけ食べられたら十分満足です。他に海鮮餡かけもあり。
日本でこの味に出会えるとは・・・。チェーン店ながら、「お見それしました!」。