カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
今回の現地からの震災報道(特に朝日新聞)で最近感じること。
以前は殆ど無かったと思うのですが、現地の方々のコメントがそのまま方言混じりで書かれているのを良く目にします。
今までは、仮に取材で方言を話されても、恐らく記事にする時にわざわざ標準語に書き直されていたのだろうと思いますが、今回は方言がそのまま使われているような気がします。
そして、それがまた実にイイんですね。現地の方々の気持ちが、直接聞いたかのように読み手にそのまま伝わって来る気がします。
きっと記者の方や新聞社も、被災地の方々の様子やお気持ちを伝えるには、今回は言葉そのものを出来るだけそのまま活字にしようと決められたのだろうと推測します。
東北弁の持つ素朴な暖かさ、ぬくもりがそのまま活字になっているようです。その意味で、震災の状況とは別に、その地方地方の文化でもある方言という言葉の持つ意義を今回改めて認識させられた次第です。
そして、その意味では「頑張れ!」じゃないんですね。やっぱり「がんばっぺ!」なんですね。
被災地ではない我々がおこがましく「頑張れ」と言うのではなく、東北の皆さんが自分たちの言葉で、自らの意志で「がんばっぺ!」と言えるようになるまで、ずっと支えることが重要なんでしょうね。
活字になった方言からそんなことを感じました。
だから我々信州人も、少しでも現地を支えられるように、
「ズク出して頑張るずら!」
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