カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 3月9日のBBCフィルとの松本公演で案内のあった、佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の2011ジャパンツァーのオープニングとなる松本公演(10月22日 長野県松本文化会館 15時開演)。
来日公演のスタートが松本からなんて普段あり得ないので、意気込みに溢れた演奏が期待できそうです。

 そして、先月4月21日から先行予約が開始されました。
3月9日の公演ではS席のみ特別先行予約とのことでしたが、同じ29日に音文でOEKがあるのでS席は断念し、21日からはS・A席のみ先ずは受付で、本当はB席で構わないのですが、B席だと抽選外れの恐れもありそうなので、今回は止む無くA席にしました。
BBCフィルに続いての佐渡裕指揮の演奏会ですが、必ずしも“サドラー”という訳ではなく、ドイツのオケとプログラムに惹かれたのがその理由。

 松本公演のプログラム(Bプロ)は、序曲レオノーレ3番とモーツァルトの23番のピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの交響曲第5番という構成。因みに、Aプロはベトナナ(ベトシチとも)がメイン(ピアノ曲はラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」で、これもイイですね)のようですが、今回は5番で良かったな。
と言うのも学生時代に生まれて初めて買ったLPがチャイコの5番でした。彼の6曲の交響曲の中で一番好きな曲。演奏は、カラヤン指揮のBPO(EMI盤)。特にカラヤンを崇拝していた訳ではありませんが、独グラモフォン中心に何度も録音をしている中で、これは間違いなく名盤でした。

調べてみたら、LPでは他にも、やはり学生時代に買った往年のムラヴィンスキー&旧レニングラードPOの廉価盤や、シンガポール赴任中に買ったらしい海外盤のCDで、ベーム指揮LSOもありました(うん、また奥様を事前に教育しておかなくっちゃ)。

 これまで5番を生で聴いたことはなく、特に第4楽章は金管が華麗に主題を奏で、豪快にクライマックスに突き進んでいきますので、佐渡さん向きの選曲だと思います。今から楽しみです。