カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
東日本を突然襲った巨大地震(東北関東大震災)の余りの悲惨さに、TVの前から離れられない人も多かったのではないでしょうか?
昨日の朝の通勤電車も、いつもと違い車内が何だか重苦しい雰囲気でした。未曾有の大震災に、今日本全体が打ちのめされています。
事実を報道することがその使命とは言え、大津波が町を飲み込んでいく惨状が、それこそ何度も何度も繰り返し流されるのはどうなのでしょう?
特に被災地の方々は、フラッシュバックの様に流されるその映像に、今後PTSDにならないかと心配になる程です。
そんな中、13日の日曜日は朝からリンゴの剪定した枝の片付けをしました。
被災地を気にしつつ、FM放送を流しながらの作業です。
FM長野でもキー局の東京FMからの、TV同様に臨時番組が朝からずっと流されていました。
ラジオを聴きながら子供さんと一緒に、給水所に2時間並んでいるという被災地のお母さん。また避難所でお年寄りの疲労度が心配と言う方や、避難所にいる小さな子供たちを心配する声。
そんな避難所や日本各地からのリクエストで、避難所などにおられる被災者の方の少しでも励みになればと、お年寄り向けに「上を向いて歩こう」や子供たちには「アンパンマン・マーチ」などが、また各地からも同様に励ましに相応しい曲がリクエストされ、また番組でも選曲されていました。
そして、ラジオの身軽さを活かして、米国在住の日本人ジャーナリストや、中国中央電視台の記者などから、各国での地震の報道状況の紹介。
またオペレーション“トモダチ”と名付けられた、米国の異例とも言われる空母2隻を含む大規模な支援活動の紹介。
一方、官房長官の原発事故の説明会見に、度重なる申し入れにもかかわらず、政府は外国人記者の同席を拒み続けていると言うTVでは報道もされなかった事実(13日の放送でパーソナリティーを務めた、NYタイムズの元日本人記者で現在はジャーナリストの方の、同日午後時点での話)。
しかも、大丈夫とその都度大見得を切りながら、後手後手に回った挙句、あろうことか住民に被曝者まで出す始末。住民の方々は、国民は、一体何を信じたら良いのでしょうか?
アナウンサーの方がネット検索をした結果として、レディー・ガガやシンディ・ローパー、マドンナ等の著名人が、励ましのメッセージや支援の表明を続々と行っているという紹介。
そして、海外から、略奪もなく整然と行動する被災地などの日本の人々に対する“グレーター・ジャパン”という賞賛や激励の声。
海外からの声や“アンパンマン”に、被災者でなくとも励まされる放送でした。
事の重大さを報道することは勿論重要ですが、一方で、打ちひしがれた人たちに何を伝えるべきなのか?
英国紙「インディペンデント」がわざわざ日本語で一面に掲げた、大きな日の丸に書かれた『がんばれ日本、がんばれ東北』の文字(英語で、“Don’t give up, Japan. Don’t give up, Tohoku!”)
みな、同じ気持ちなのではないでしょうか。
“負けるな東北、負けるなニッポン!”