カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 一昨年、10年近いイタリア修行から戻り、松本市時計博物館の建物内にオープンしたという『パスタ 河越』。

いつも色んな店を紹介いただく会社の同僚の方から、1年程前に教えていただいたのですが、なかなか行く機会が無く、帰京する次女と家内と市中へ買い物に出たついでに、「ファイブホルンでイイのにぃ!」とブーブー言う彼等を連れて遅いランチに行ってみました。

 場所に確証が無く、付近で迷うこと暫し。「あれっ?おっかしいなぁ・・・」二人からは非難の嵐。
「・・ザケないでよぉ!」
「ふざけてなんてマセンけどぉ・・・」
結局、時計博物館入口横にその店はありましたが、看板も無くランチメニューが出ているだけ。こりゃ、初めてだと通り過ぎてしまいそうです。飛び込み客は期待せず・・・と言うより何となく「一見さんお断り」的で、ここを目当てに来る常連さん歓迎ということなのでしょうか?
5~6卓くらいしか無いこじんまりした店内は、既に1時半を過ぎていましたが満席で、相席をさせていただき座ることが出来ました。確かになかなかの人気のようです。

 ランチメニューは、パスタが4種類くらいでしょうか。あとは3000円までのセットメニューが幾つか。パスタは1000円~1400円くらい。
家内がペペロンチーノで、私と娘はトマト味のアマトリチャーナをオーダー。双方共1300円だったでしょうか?ランチタイムは、サラダがサービスで付きます。

 サラダの後に運ばれて来たパスタ。確かにメニューに説明されている通り、モチモチした食感でしたが、柔らか過ぎて、個人的にはもう少しアルデンテの方が好み。
食感は、蟻ヶ崎の塩釜神社横にある生パスタの「花ぐるま」に似ていますが、生麺ではないようです。ただ、麺の量が如何にも少なくはないでしょうか。私のみならず女性陣も足りないというほどですから。
う~ん、“日本一のパスタ屋を目指す”というキャッチ(をどこかで読んだような気がします)に、過度の期待をし過ぎたようで、“言い出しっぺ”としては、チトがっかり。

 松本駅前のリストランテ・トレマーニ(第62話参照)のランチパスタの方が、季節感(その時は、春キャベツとカジキ鮪、菜の花とハマグリのパスタ)に店の落ち着いた雰囲気と接客の良さも相俟って、私としては遥かに感激でした。

 二人がデザートを頼まないので諦めましたが、ここのコーヒーは軽井沢の丸山珈琲の豆を使っているようで、コーヒーにも拘りが伺えます。

 午後の買い物の後、二人は高速バスまでの待ち時間に、パルコのファイブホルンでケーキなどを更にオーダーしていました。おいおい・・・。
でも、お隣のテーブルのパスタやピザが何とも美味しそうに見えました。トホホ・・・。