カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
2月14日から18日までの一週間、香港・中国に出張して来ました。
香港・北京は3年振り、深圳は5年振りでしょうか。オフィスはちょうど3日からの旧正月の休暇明けになります。
往路は羽田から、復路は成田へ。
3年前にも羽田からフライトした時は、国際線ターミナルの建設前で、“掘っ立て小屋”のような建物で、レストランも無く、国内線のターミナルへ戻って食事をしたものです。
さて中国では、日本の小正月同様に、旧正月(春節)は元旦3日から数えて15日目までとかで、まだシンボルカラーの橙(ダイダイ)色の飾り付けが街中にされていました。
夜の食事会の後、ピアから見たお馴染みの香港島の高層ビル街の夜景。旧正月のお祝いにレーザーで照らされていました。
赴任者によれば、旧正月は本土からの買い物客で、どのブランドショップにも店頭には長蛇の列で入れ替え制だったとか。中国人の購買力に圧倒されたそうです。
深圳は、広州と共に今や“世界の工場”華南エリアの中心地であり、人口1千万人(中国で1千万人以上の都市は、他に北京、上海、天津、重慶だそうです)。
例えば深圳にあるアップル製品などを作る台湾のEMSフォックスコンは何と40万人近い従業員を抱える巨大工場で、その工場エリアは一つの都市のようで、敷地内に無いのは学校くらいだろうとのこと。
深圳市街も、以前は人工的で赤土剥き出しの埃っぽい街だった印象が、“公園都市”のシンガポールの様に至る所に緑があり、5年前とはまるで見違えていました。(写真は、深圳のホテルロビーの春節の飾り付け)
北京では、今の中国のインフラ整備の圧倒的なパワーを見せ付けられたような感じでした。
とかく新興国ではインフラやシステムなど、不連続且つその時点の世界の最先端がいきなり導入されます。
赴任者の話では、例えば高速鉄道網(新幹線)に今年だけで投資額は9兆円。既に総延長距離は日本の新幹線網を上回り、2015年までに何と50兆円を注ぎ込み、国内だけではなく欧州やタイまで繋ぐ計画だとか。スエズ運河経由45日の欧州への海上輸送を、高速鉄道での陸上輸送によりドイツまで13日で運ぶ計画だそうです。
一方で賃金が上昇しようが、多少の歪があろうが、この国は政府主導の力ずくでの圧倒的なインフラ整備により、世界の工場としての優位性を更に高めようと動いています。政府が動かぬどこかの国とはエライ違いで、溜め息の連続でした。
さて、中国最後の夜だった17日は、春節の最終日とかで、まだ明るい内から爆竹の音が街のあちこちで鳴り響き、暗くなると街頭のLEDの飾り付けが点灯され、また個人が上げる打ち上げ花火(日本と違い、花火大会の様な本格派の打ち上げ花火が普通に売られていて、皆個人で買って打ち上げているのだそうですから驚きです)が期限の夜の12時まで盛んに街中で打ち上げられていました。
(因みに、2年前のこの日、全世界に報道された完成間際の中国中央電視台文化センタービルの花火による火災炎上以降だそうですが、高層ビルの周囲60メートル以内での花火禁止という電光掲示があちこちにされていました。携帯の充電が上手く出来ず電池切れで撮影不能・・・)
前回のバサラ(第402話参照)で絶品だったカキ大根。
特に、柚子味噌の大根に添えられたプリプリのカキのソテーが余りに美味しくて、
「どうやったら、縮まずにこんなに上手に焼けるんだろう?」
と感心しました。
ただそのままソテーしただけでは、こうなりそうにはありません。
それがプロのプロたる所以とは知りつつも、何となく家で試してみたくなりました。
それと、先日のBS-TBS『吉田類の酒場放浪紀』で見た居酒屋での「カキのオイル焼き」が、大振りで何とも美味しそうに見えたのにも触発されました。
バサラには敵わずとも、居酒屋メニューなら煮物はともかく焼き物にはそんなに手間隙掛けてはいない筈と、失礼ながら勝手に推測。
ということで、とある週末にスーパーから大振りのカキを買って来ました。
勿論加熱用ですが、皆さんご存知でしたか?加熱用と生食用のカキの違い。
二年くらい前でしょうか、TV(NHK『ためしてガッテン』だったか?)で知ったのは、生食用が加熱用に比べ必ずしも新鮮な訳ではなく、生食用は余分に何回も殺菌洗浄しているのだそうで、一方調理での加熱殺菌されるため、出荷時の洗浄が少ない分だけ「旨味」はむしろ加熱用のカキの方が優っているのだとか。
そうなんだ!と目からウロコ。私メも、てっきり鮮度で分けているものと思って、それまではカキフライや鍋に使うのにも、新鮮だと思って生食用のカキを購入していました。
さて、閑話休題。
娘もおらず手抜きで“Cock Pad”でのレシピ確認もせず、適当です。まぁ、この辺りが“男の料理”なんでしょうね。
先ず、カキを水洗いしてペーパータオルで良く水気を取って、旨味を閉じ込めるべく薄く片栗粉を塗します。効果の程は不明ながら、何となくその方が旨味も閉じ込められて縮まぬような気がします。
良く熱したフライパンにオリーブオイルでソテーし、濃縮つゆの元(要するに醤油と味醂)をさっと塗して、少々濃い目に味付けし、お好みで七味唐辛子を一振りして出来上がり。
付け合せに、事前にキャベツの千切りと(冷蔵庫に残っていた)長芋を短冊に切り、少々シャキシャキ感が残る程度にソテーして、同様に味付けをしてお皿に盛り付けておきます。
さてと、どんなかな?・・・と、
手を抜いて(時間節約で)全部一緒に焼いたせいか、汁気が多く、何だか治部煮のようになってしまいました。
「長芋、美味しいネェ!」(って、嫌味かヨ!)
付け合せにソテーした長芋の方が遥かに好評でした。トホホ・・・。
家内は最初で懲りたのか、もう要らない!と言うので、娘の所に上京して不在の週末に、今度は母をテスト台にリベンジです。
一度くらいの失敗で諦めてはいけません。料理は試行錯誤です!(ナンのこっちゃ?)
今回はフライパンで一人分5~6個ずつを焼きました。今度はエキスは出てきません。塗した片栗粉が両面カリカリと美味しそうな焼き色が付くまで焼いてから、味付けはシンプルに醤油のみをさっと一振り。すぐに裏返して両面を軽く焼いて、いっただきまーす!
味付けは、もう一工夫必要(例えばレモンでも搾れば良かったかも)ですが、うん、これなら満足!イイんじゃないでしょうか、ネ。
良く雪国で、ニンジン、大根や白菜など、冬の間雪の下に埋めておく野菜が甘くて美味しいと言います。
同じように、この冬の間だけスーパーに並ぶ“寒ちぢみホウレンソウ”。
値段は少々高目(普通のホウレンソウの1.5倍)ですが、とても甘くて我家の好物です。
ただし産地が限定されるのか、入荷の無い日もしばしば。勿論、ハウス栽培の普通のホウレンソウも冬でもたくさん出ていて、見た目はその方が葉も大きくて立派ですが、寒ちぢみは甘味が断然違います。
これは、寒さで葉が凍らぬように、ホウレンソウ自身が葉に吸い上げる水分を減らし(縮めて)、それによって葉の糖度を高め、凍る温度(凝固点)を下げるためだとか。植物本来の智恵です。
先日、家内に頼まれて食料品の買出しにいつものスーパーに行ったら、この日はたくさん並んでいたので、3袋も買ってきてしまいました。
我家では、ただ茹でただけのお浸しをポン酢で頂きます。お浸しだけではなく、炒めても、生でサラダにしても甘くて美味しいかもしれません。
寒さが辛い冬ですが、この時期ならではの、寒いからこその自然の恵みです。
人間も身を縮めてただじっと春を待つだけではなくて、どうせならこの寒さも楽しまなくっちゃ勿体無い!
・・・とは言うものの、今年は一段と寒い冬でした。このところチョッピリ春めいてきたようで、ヤレヤレですが、もう暫くは寒ちぢみホウレンソウが楽しめそうです。
最近“上雪”(信州では、それまでの冬型で日本海側同様に北信地方に降っていた雪が、2~3月になって冬型が緩み太平洋側に発生した低気圧で、中南信地区に降る雪をカミユキと呼んでいます)も降り、漸く暖かくなってきましたが、今年はラニーニャの影響か、寒い冬でした。
我家では、休日は薪ストーブや床暖房で暖かなリビングですが、不在の平日は当然暖気が何も無い中で、昼間ケージに入ってずっとお留守番となるチロルです(ナナは昼間母宅に行っています)。
チロルのケージには、大きさを合わせて檻が動かぬように工夫した自作の板敷きの上にタイルカーペットを敷いて、更にその上に家内が犬用に古いバスタオルで作ったマットを置いてあるのですが、冬の間、寒い日に夕刻早めに帰宅出来た時は、トイレのオムツ(勿論未使用)の上にバスタオルのマットが敷かれていることが時々あります。
タイルカーペットがあるとは言え板敷きの上では寒いのでしょうか?
どうやらマットを自分の口で咥えてオムツの上に運び、前足と鼻先で器用に広げて敷いて、その上に丸くなって寝ていたらしい痕跡が・・・。
(証拠写真を掲載します。この日も帰ったら早速水を飲んでいるチロルの背中越しに、ケージのコーナーにあるトイレが見えます)
直してあげると、我慢していたらしく早速トイレを済ませます(冬は寒いのであまり水を飲まないのかもしれませんが、帰宅が遅くなるとトイレを我慢できずに、どうやら自分でマットをまた戻しているようです)。
♪ゆ~きやコンコ、・・・チロルはオムツで丸くなるぅ~
少し春めいて来たとは言え、まだまだ朝晩は氷点下の寒い日が続きます。
室内で飼われているせいか犬のくせに?寒がりで、トイレより防寒対策が優先のチロルでした。
母が昼間おやつをあげたせいか太り過ぎで、かかりつけの動物病院の先生やトリマーさんからも、
「このままだと、年を取った時に息が出来なくなっちゃうヨ!」
との警告まであり、さすがに「何とかせねば!」とドッグフードをダイエット食に変えてほぼ1年。
ほぼ1kgのダイエットに成功。人間にしたら、10kg近く痩せたことになるでしょうから、ダイエット成功と言ってもイイと思います。
昨シーズンと今シーズンの、散歩用の外出着を着たところを比べてみれば一目瞭然!
あぁ、良かったなぁ・・・。でも先生は、もう少し痩せてもイイとのこと。
はぁ、厳しいなぁ・・・。ナナ、もう少し頑張れって、さ。
えっ、お前も痩せたら・・ってか? はぁ、スイマセン。
先日会社帰りに電話をしてみると、ちょうどその夜演奏会があるらしく、9時半まで事務所が開いているとのことで、松本市音楽文化会館(ザ・ハーモニーホール。略称“音文”)の年会員であるハーモニーメイトの更新に行ってきました(その日は市内の小学校合唱部の演奏会が開かれていました)。
ハーモニーメイトは、個人会員は年会費が2千円、家族会員は3千円(4人まで)。ハ-モニーホール主催のコンサートは、先ずメイト向けに先行販売されますし、会員割引として大概1000円引かれますので、シーズン2回行けば元が取れてしまいます。
以前から存在を知ってはいたものの、2009年12月のオーケストラアンサンブル金沢(OEK)の松本公演(第192話参照)のチケットを市内のプレイガイドで購入した際、殆ど良い席が無かったので、先行販売に魅力を感じて家族会員になった次第。
年末に、メイト向けに先行して2011シーズンのコンサート予定が送られてきました。今年は、残念ながらオーケストラ公演が無く、興味を引いたのはタリス・スコラーズとハーモニーメイト特別演奏会(一般5000円のところ、メイトは3000円です!)となるブルーノ・レオナルド・ゲルバーのベートーベンの4大ソナタくらい。うーん・・・。
「是非またOEKを呼んでください!」とお願いしたところ、何と・・・、
「OEK、お好きなんですね」
「ええ、前回の金聖響指揮のベトナナは最高でした!」
「そうですか。今年もまた10月に、今度は井上道義指揮で来ますよ!」
「えっ?ええーっ!送っていただいたコンサート予定には載ってませんでしたけど・・・?」
「あぁ、あれは来シーズン前半の公演プログラムですから・・・」
「・・・・♪!」
とのこと。そして、「ちょっと待ってください」と言いながら、わざわざ予定表を調べて教えてくださいました。
それにしても前回の上岡&ブッパタール響のDVD貸し出し(第342話参照)と言い、イイでしょ!松本の音文は(“田舎だから”と言われてしまうと身も蓋もありませんが・・・)。
何でも10月29日の土曜日に、今回は“第九”での公演が予定されているそうです。金聖響さんでないのは個人的にはちょっぴり残念ですが、井上さんがOEKの音楽監督の筈ですからむしろ当然かも。
しかし、OEKを毎月聴ける金沢の皆さんが羨ましい限り。もし地縁血縁ご先祖様が関係無ければ、古都金沢に住みたいものですね。
いずれにせよ、今年もOEKの松本公演が予定されているそうで、いやぁ感激、今から楽しみ。メイト更新しておいて良かったなぁ・・・!
これで、今のところ我家の2011年演奏会カレンダーは、3月の佐渡裕&BBCフィルwith辻井伸之、6月のタリス・スコラーズ、そして10月のOEKで決まり(9月のゲルバー、どうしようか迷ってます)。
ヨーシ、それまで頑張って仕事しよう!っと(私メのモチベーションなんて、所詮こんなモンですから)。
先月、お世話になった先輩の定年退職の激励会を、幹事として諏訪市大手にある和風創作料理の『和キッチン Ryos』で行いました。
この先輩嬢はケーキ作りが趣味で、素人の域を遥かに越えています。以前当園からもアップルパイ用(ジャム?)に紅玉をお裾分け。
玄人はだしの腕前は、お店を開いてもやっていけそうなほどですが、趣味と商売では大変さが違いますから、今のままでイイのかもしれませんね。でも勿体無い!
この日も、手作りのフルーツケーキを激励会へのお礼に全員に配ってくださいました。
上諏訪の某高級割烹から独立されて6年目。ご夫婦お二人でやっておられる大変雰囲気の良いお店です。
カウンターとテーブル席で20席ちょっと。残念ながら個室が無いので、社用族の会食には不向きですが、逆にカジュアルに楽しめます。
コースも3500円からとリーズナブル。さすがにこの値段では高級食材は使えませんが、食材以上に料理に手間と工夫がされていて、お二人の人柄同様とても好感が持て、何だか応援したくなります。個人的には、お世辞抜きに(諏訪では)その某高級割烹よりも遥かにランクは上。
この日も、週末の“書き入れ時”なのに、10人の我々のために(他の予約を入れると、料理を待たせることなく提供するのが難しくなるからと)貸切りにしていただいてありました。恐縮です。お陰で和気あいあいと楽しむことが出来ました。
途中からお酒のせいか余り記憶が無く、最初の品だけで恐縮ながら、写真は手の込んだ先付けの4種盛りと、カサゴの唐揚げ。
いつもそうですが、コースの〆の炊き込みご飯(この日は確か鯛飯でした)の味付けが絶品。しっかりと味が付いているのに、決して“しょっぱい”(塩辛い)とかクドさはないんですね、これが。味噌汁も同様にイイ味が出ています。
ごちそう様でした。また来まーす!
先日、家内が夕方から急に実家で用事があり不在になるので、夕飯は「何か適当に食べておいて」とのこと。シメシメ、いやいや残念だなぁ。
ということで、こういう“貴重な日”は、奥様が嫌いで普段食べられないモノを食べるに限ります。
差し詰め、諏訪であれば「ハルピンラーメン」(上諏訪駅近くの並木通りから郊外へ移転したため、もう何十年と食べていません。当時は“甘くて”ピリ辛のニンニクが効いた独特のスープと、丼を覆い尽すような大きチャーシューが特徴でしたが、移転後多少レシピが変わったとか)。
そして松本では、そうです、「たけしや」のヤキソバ!
昔の高校運動部男子生徒御用達の一品です。
前回、10月末に職場の“松本B級グルメツアー”(第376話参照)でメンバーを案内して食べていますが、それから既に3ヶ月。娘は好き?なのですが(言を借りれば「嫌いじゃない」とか)、家内はご遠慮申し上げるとのことで、日頃食べることは叶いません。
そこで、松本駅からの帰路、西堀の「たけしや」に寄って、大盛りのヤキソバを持ち帰り。
たけしやでは、基本のヤキソバと言えば、肉無しキャベツのみで、並盛りが500円。大盛り+100円で、持ち帰り容器が50円。〆て650円也。
肉入りや海鮮などは別メニューです。量が二倍の特盛りもあります。
七味のふりかけはお好みで(オバチャンがどうするか事前に聞いてくれます)。お店で食べれば「ヤキソバ定食」もあります。
独特の甘めのソースに太麺が良く絡んで、美味!ビールにも良く合います。
見た目がグロテスク?いえいえ、昔は信州蕎麦と見紛うような真っ黒な太麺だったのが、今では普通の中華麺で、太さは相変わらず。今回は、七味がちょっと少な目かな・・・。
ああ、満足、満腹。小さな“口福”でした・・・。
(小さ過ぎ?イイじゃないですか、幸せならば~♪ってどこかで聴いたような・・・。ん、確か佐良直美?ヤキソバのお陰で高校時代?、いやもっと前?にタイムスリップしたようで・・・)
暮れも押し迫った昨年の12月30日。
昼過ぎから、フジTV系列(長野県下は長野放送)で『私たちの時代』というドキュメンタリー番組の放送がありました。
過疎化の進む能登半島にある石川県門前町(2006年に輪島市と合併)の県立門前高校(生徒数何と一学年69名とか)のソフトボール部(石川県内でもトップクラスの強豪校のようです)監督と生徒たちの日常を、3年に亘って追い続けたもの。
それが、偶然その途中で、2007年に能登半島地震が起こり、町も生徒たちも大きな被害を受けながら、前向きに部活動を続けていく日々を丹念に描いた2時間半にも及ぶ作品。
年末休暇に入っての初日で、大晦日まで二日間で大掃除を済ませねばならず、新聞のTV欄の予告を読んで気になりながらも見ること叶わずに、家内に録画を頼んで掃除をしていました(正確には、「ちゃんと録画しておいてあげるから、大掃除やんなさいヨ!」とTVの前から追い払われ・・・)。
明けて新年。元旦は余り見るものが無いので、『私たちの時代』を楽しみに見ようと思ったら・・・、なな何と録画されていません。
「あれぇ?撮れてないなぁ・・・?オカシイねぇ」
「えっ、ええーっ!?見たかったのにィー!」
も後の祭り。トホホ・・・。
フジもバラエティ番組だけじゃなく、こんな番組も作るんだと、少なからず感心し、実際大受けはせずとも静かな反響を呼んだようです。
放送後1ヶ月以上が経ち、毎朝気を付けて新聞のTV欄を見ていますが、残念ながら番組の性格上もあるのか再放送の番組案内が出てきません。
どうか、フジTVの皆さん、視聴率的には分かりませんが、BSで良いので、是非再放送をお願いいたします!(って、このブログ見ている訳ないか・・・)。
【追記】
その後の“有り得ない”ような経緯は、第435&438話をご覧ください。
最近、何度か我家で作ったのが、甲州名物のホウトウです。
年末、安売りしていたホウトウを家内が買って来て、久し振りに食べたのに味を占めて、その後も何度か作っています。
昔、海外赴任前するまで2年間ほど諏訪の社宅に住んでいた時は、山梨に近いせいか、ホウトウの専門店(確か「小作」という名前だったような)があって時々行っていました。ホウトウは味噌ベースのモチモチした平たい麺で、特に寒い冬場は温まります。言うなれば味噌煮込みうどんの甲州版。
ということで、ホウトウは甲州の言わば家庭料理で、“ごった煮”のように適当に家にある残り物の野菜を何でも入れてもイイのでしょうが、レシピも確認せず、定番のカボチャだけは買って来ましたが、後は家にあった食材、大根、ニンジン、白菜、あっシイタケもありました。そして、豚バラ。
甘味が出るのでカボチャは欠かせません。野菜が豊富なので、きっと体にも良いでしょう。
我家では化学調味料はご法度なので、一応煮干で出汁を取り(昆布の方が良かったか?)料理酒を少々加え、先ず野菜を煮て豚バラを入れ、味噌で味付けをして灰汁取りです
最後にホウトウを煮て、お好みで斜(はす)に切ったネギや七味を振りかけていただきます。寒い冬に味噌ベースのホウトウ、温まります。
あれっ?カボチャが見当たりません。ムム、煮過ぎたかも。何だか一月遅れの冬至カボチャのようになってしまいました。ま、イイか・・・?
些か前のことになりますが、昨年9月頃のこと。
TVで音楽番組を見ていたら、CMで上記組み合わせによる松本公演のチケットが近日先行予約開始との案内が流れました。
以前NHK教育TVのクライバーンコンクール優勝時のドキュメンタリーを一緒に見ていたこともあり、珍しく奥様が「あっ、これ聴きたい!」との仰せ。
クラシックのコンサートで、恐らく初めてではないでしょうか。ややミーハー的ではありますが、自分から行きたいと言ったコンサートは(そう言えば、行かなかったけどニュウニュウも聴きたいって言ったっけ・・・?)。
その時は、CM中に1回だけ突然流れたので、詳細も分からず、TV局を手がかりにネットで調べたところ、地元TV局の主催で、翌年3月9日に県の松本文化会館でジャパン・ツアーでの松本公演が行われ、9月25日からe-plusでの先行予約受付けということが分かりました。
ただH/Pに演奏曲目が記載されていないのが、アイドル・タレントのコンサートでもあるまいし、全くもって不親切(と言うよりむしろ不見識。その後CMでは演奏曲目も紹介されるようになりました)ではありますが、ま、確かに魅力的な組み合わせではあります。コンクール前に辻井氏のデビュー作となったラフマニノフの2番も確か佐渡さんの指揮でした。
もしかしたら、コンクールの副賞が2年間の演奏会のプロデュースだった筈なので、この演奏会もそのために組まれているのかもしれません。
ネット検索で、その前に行われる山梨公演チケット完売のお報せがあり、そこにはチャイコの1番とドボルザークの「新世界」とありましたので、松本も同様のプログラムなのかと思いましたが、やはりそうでした。チト新世界が今イチですが・・・。
どうせなら8番か7番か、オール・チャイコで5番か。或いは故バーンスタイン最後の弟子だった佐渡さんのマーラーが聴きたいものです。
早速、家内が申し込みました。
ネット予約はS席(18000円)・A席(15000円)のみでしかも抽選とか。ウーン、しょうがないか。昔の知識しか無いので、BBCフィルハーモニック?BBC交響楽団なら納得なんですが、ね(でも、今をときめくゲルギエフ&LSO with諏訪内晶子という豪華な組み合わせでの松本公演のS席がほぼ同額の19000円でしたから、同格のオケ?)。
・・・ということで大人気だったらしく、予定より大分発送が遅れたようですが、先日漸くチケットが手許に無事届きました。
うわぁ!S席にしたのぉ? まっ、イイかぁ・・・。
我家にとっては、2011年最初のコンサート。今から楽しみです。
一昨年、10年近いイタリア修行から戻り、松本市時計博物館の建物内にオープンしたという『パスタ 河越』。
いつも色んな店を紹介いただく会社の同僚の方から、1年程前に教えていただいたのですが、なかなか行く機会が無く、帰京する次女と家内と市中へ買い物に出たついでに、「ファイブホルンでイイのにぃ!」とブーブー言う彼等を連れて遅いランチに行ってみました。
場所に確証が無く、付近で迷うこと暫し。「あれっ?おっかしいなぁ・・・」二人からは非難の嵐。
「・・ザケないでよぉ!」
「ふざけてなんてマセンけどぉ・・・」
結局、時計博物館入口横にその店はありましたが、看板も無くランチメニューが出ているだけ。こりゃ、初めてだと通り過ぎてしまいそうです。飛び込み客は期待せず・・・と言うより何となく「一見さんお断り」的で、ここを目当てに来る常連さん歓迎ということなのでしょうか?
5~6卓くらいしか無いこじんまりした店内は、既に1時半を過ぎていましたが満席で、相席をさせていただき座ることが出来ました。確かになかなかの人気のようです。
ランチメニューは、パスタが4種類くらいでしょうか。あとは3000円までのセットメニューが幾つか。パスタは1000円~1400円くらい。
家内がペペロンチーノで、私と娘はトマト味のアマトリチャーナをオーダー。双方共1300円だったでしょうか?ランチタイムは、サラダがサービスで付きます。
サラダの後に運ばれて来たパスタ。確かにメニューに説明されている通り、モチモチした食感でしたが、柔らか過ぎて、個人的にはもう少しアルデンテの方が好み。
食感は、蟻ヶ崎の塩釜神社横にある生パスタの「花ぐるま」に似ていますが、生麺ではないようです。ただ、麺の量が如何にも少なくはないでしょうか。私のみならず女性陣も足りないというほどですから。
う~ん、“日本一のパスタ屋を目指す”というキャッチ(をどこかで読んだような気がします)に、過度の期待をし過ぎたようで、“言い出しっぺ”としては、チトがっかり。
松本駅前のリストランテ・トレマーニ(第62話参照)のランチパスタの方が、季節感(その時は、春キャベツとカジキ鮪、菜の花とハマグリのパスタ)に店の落ち着いた雰囲気と接客の良さも相俟って、私としては遥かに感激でした。
二人がデザートを頼まないので諦めましたが、ここのコーヒーは軽井沢の丸山珈琲の豆を使っているようで、コーヒーにも拘りが伺えます。
午後の買い物の後、二人は高速バスまでの待ち時間に、パルコのファイブホルンでケーキなどを更にオーダーしていました。おいおい・・・。
でも、お隣のテーブルのパスタやピザが何とも美味しそうに見えました。トホホ・・・。