カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
ビッグコミックオリジナルに、1頁モノとは言え、何と20年に亘り掲載されてきた名物コラム『こだわりの店』(取材&文は“食の狩人”こと伊丹由宇氏)。
それが、昨年12月末(連載第504回)を以って突然終了してしまいました。
何の予告も無く、いつもの店紹介そのままに、文末に突然今回で終了とのこと。
「えぇー、うっそぉ!」
と思わず叫んでしまいました。新年号からは、新たに『缶短クッキング』(プロのフードコーディネーターによる市販の缶詰を使った超簡単なアイデアレシピ紹介)が始まりました。
う~ん・・・。
この『こだわりの店』は、決して有名店ではなく、市井の、目立たぬとも、ご主人の食への拘りのある店を探し回って掲載されていて、最近でこそかなり親切になりましたが、「空腹で楽しみながらご自分でお探しください」という基本スタンスで、時には下車駅のみしか記載されていませんでした。
個人的には、第168話で「食蔵バサラ」を最初掲載する際に、このコラムを参考に、同じ“手口”で店名を伏せて紹介させていただきました。
ただその後、一時バサラの客足が落ちたと伺い、このブログ掲載がどれほどの効果かは兎も角、一人でも二人でもPR効果があればと、敢えて店名を記載しましたが・・・。
それにしても良くぞ20年間毎回探し続けてきたものだと感心します。
店の拘りは勿論ですが、そうした店を探すこのコラム自体もまた“拘り”でした。20年前と言いますから、ある意味、最近のグルメレポートのハシリだったのかもしれません。その20年前に登場したお店は、今でも頑張って続いているのでしょうか?気になるところです。
「アンコールが多ければまた再開するかも???」と、軽いタッチで書かれていましたので、暫く充電して、また是非再開して欲しいものです。
始まったばかりで未だ2号だけとは言え、『缶短クッキング』よりは『こだわりの店』の方が、個人的には遥かに良かったと思います。
20年もの長い間、お疲れ様でした。ここはやっぱり、「再見!」でしょうネ。