カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
駅伝シーズンの掉尾を飾る都道府県対抗駅伝の男子の部が、今週末の1月23日に広島で行われます。
16日の京都での女子の部は、一昨年初めて悲願の8位入賞を遂げた長野県チームですが、1区で39位と大きく出遅れたものの、その後の中高生の頑張りもあり挽回しての18位でした。
ところで、昨年佐久長聖の高見沢コーチと結婚されたセカンドウインドACの嶋原清子選手(元資生堂。山口県出身の2010アジア大会女子マラソン日本代表)、東京チームの補欠で走らないんだったら、住民票を佐久に移して(?)長野県チームで走ってくれればいいのに・・・って思うのは私メだけでしょうか?
さて注目の男子は、実業団チームの無い長野県ですが、小中学生からの全県的な発掘・育成が実り、その選手たちが進む佐久長聖高校駅伝部の現役・OBの活躍もあって、近年は優勝争いを毎回繰り広げる強豪県になりました。
(子供たちからの全県的育成は、実業団も無く、嘗ては最下位争いをするほどだった長野の躍進ともに注目され、他県にも同様の取り組みが拡がっているそうです)
二度目の連覇がかかった昨年は、インフルエンザで高校生の主力選手が走れず5位に終わりましたが、果たして今年はどうでしょうか?
今年も最終区を走るであろうエース佐藤悠基選手に期待です(“ふるさと選手”は各チーム1名だけしか認められないため、上野祐一郎選手が今年も走れないのは残念ですし、大迫選手も補欠という層の厚さ)。1区高校生区間で、恐らく先頭を行くであろう兵庫や九州勢に、長野がどれだけ付いて行けるかがその後のレースのポイントでしょうか。長聖の2年生エース両角選手(父上は長聖両角監督)の復調如何か?
個人的には、長野県チームの活躍もさることながら、今年も一般の3区で、東洋大の“山の神”こと福島の柏原、東海大の“怪物”長野の村沢両選手の“平地”対決に注目しています。昨年は村沢が4秒差で制しましたが、今年は果たして・・・?
・・・と、ところが、昨日の17日の地元紙に、突然、佐久長聖高校駅伝部の両角監督がこの3月で退任し、東海大からの強い要請を受けて4月から母校(高校も茅野市にある東海大附属第三高校出身)の監督に就任するとの報道がありました。(ガーン、ショック!)
創部時の監督就任後、自ら重機を使って1周600mもの練習コースを整備し、佐久長聖をまさにゼロから全国屈指の強豪校(初出場以来13年連続出場し、優勝を含め12回入賞)に育て上げた手腕はお見事でした。
そして何より凄いのは、彼らが高校で終わらずに、その後も大学や実業団で活躍していることではないでしょうか。
残念ですが、近年の東海大の低迷故に以前から転進の噂はあり(一年後に恐らく息子さんの東海大進学と同時に監督就任かと思っていましたが)、後任は教え子の高見沢現コーチ(確か、長聖の“初代怪物”佐藤清治選手と同期で当時主将だった筈。山梨学院大、日清食品を経て佐久長聖高校教員)に託するとのこと。
高見沢新監督には、奥様の嶋原選手と、いずれ女子駅伝部も作って、是非夫婦二人三脚で信州長距離界に新しい風を起こして欲しいと思います。
両角監督、お疲れ様でした。教え子の村沢選手を中心とする来年の箱根駅伝での東海大の走りに期待します。
きっと、高校の時と同様に、先ずは礼節など人間教育から取り組まれることでしょう。