カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
我家にお節料理は、二年ほど前までは、義理もあって毎年お節を購入していましたが、急に値上げしたばかりか、三段のお重も一回り小振りにしたのにはガッカリして購入を止めてしまいました。
不況下で材料も高騰した年だったと記憶していますので、どちらか一方で頑張り且つ材料を変えるなりの工夫をして、その旨一言断りでもあれば納得して、その後も購入を継続していたと思います。
そのため、昨年は注文せずに市販品を中心に家でお重に詰めたお節でした。
そして、今年のお節は、年末帰省してきた次女の助けも借りて、家内が自分で作るとのこと。えーっ、大丈夫?
年末に、私メが大掃除で、家内と娘が年末年始の材料の買出しに。
さすがに、田作りと昆布巻き、そして酢蛸は市販ですが、後はお手製に挑戦。
ネットの“Cock Pad”とやらで娘が検索し、幾つかのレシピを印刷。しかし、今は凄いですね、何でも欲しい情報がネットで手に入るんですから。
田作りと言えば、昔祖母が囲炉裏に掛けた鉄鍋でゴマメを炒って作っていたのを思い出します。
「でも、伊達巻きなんて素人が作れるの?」と思いきや、然(さ)に非ず。
ハンペンをミキサーにかけ、溶き卵にハチミツを混ぜてオーブンで均等に焼き色が付くように焼き、巻き簾で巻けば出来上がりとか。家内曰く「超簡単!」。ただ、鬼簾が無いので、市販品のような凸凹こそありませんが、味は負けていません。
戴きモノの「丹波の黒豆」は5時間浸した後、じっくりと煮て。
酢レンコン、私が作った煮しめ、そして紅白のカマボコを市松模様に組み合わせ、更に豚の角煮、煮海老、牛肉の時雨煮と洋風にローストビーフも。
母屋の庭先から南天の枝を切ってきて、三段に詰めたお重にお正月らしく飾り付けて、完成です。イヤイヤ、なかなかお見事!
3日も休めることになったからと、急に元旦夕刻に帰省してきた長女たちと妹一家も集まり、全員揃っての新年会に華を添えてくれました。