カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 この年末年始、鳥取は大雪で大変だったとか。

 その鳥取へ、昨年12月上旬のことですが、鳥取に一泊二日で出張して来ました。
その日も、日本海側は荒れ模様で雷と季節外れの雹も降ったようで、鳥取空港への着陸直前はかなりの揺れでしたが、無事ランディング。

 鳥取へは二度目ですが、前回は数時間の滞在だけで移動してしまいましたので、今回が実質初訪問です。
       
 鳥取市は、人口20人弱という松本より小さな地方都市ですが、道路は片側2~3車線と広く、市街地も盆地にある松本より広大でスッキリとした印象です。
訪問先の指導が徹底されているのか、鳥取の人たちの県民性か、社内ですれ違う人誰もが必ず挨拶をしてくれます。
鳥取は、冬の日本海側の天候とは逆に明るい印象を抱く、そんな暖かな街でした。

 訪問先での午後からのミーティングと翌日午前中の現場確認を済ませた後、フライトまでに2時間の余裕がありましたので、同行者と昼食がてらミニツアーをすることにしました。

 行き先は、鳥取と言えば砂丘!とすぐ近くにあると言う「砂丘美術館」。
そして、その後は空港にも近い賀露港という漁港近くにある「かろいちば」という海産物直売所で昼食を兼ねてお土産購入です。

 美術館は、巨大なテントを張った中に、砂と水だけで叩いて固め削り取ったという砂の彫像が並んでいました。
子供の頃の“砂遊び”もここまで昇華すると圧巻で、正に芸術として見事なものです。一見の価値あり。
永遠に残る石像やブロンズ像などとは異なり、“一瞬の芸術”としてやがて風化し消えてしまうだろうという“儚さ”が、逆に見る側の心情に、より一層の輝きを際立たせているかのようです。
美大出の茶圓勝彦氏という我国唯一という砂の彫刻家の方が総合プロデュースをされて、今回は「砂で世界旅行」第4期の展示として、アフリカをテーマにした彫像が並んでしました。
砂丘だけだと「ほう!」で終わってしまうので、こうした施設が無いと観光的には難しいのでしょうね。でも、“因幡の白兎”で知られる白兎海岸もこのすぐ近く。2011年はウサギ年。おめでたいかもしれません。
ただ同行者曰く、「砂丘は一度見たら充分。二度は来ない」と言われていましたが、確かにそうかもしれません。今回は時間が無かったこともありますが、見終わったのは美術館を含めて40分程度しか経っていませんでした。
 「かろいちば(賀露市場)」には、4軒ほどの食堂と海産物売場が併設されています。
この時期は、何と言っても旬の「松葉蟹」目当ての観光客と、新鮮な海鮮料理を目当に昼食を食べに来た人たちで結構混んでいました。
私は、海鮮丼と内子がぎっしり詰まった親ガニ汁(メスのズワイで、場所によってはセイコ蟹とも)をいただきました。

しかしカニは地元でも高いですね。大振りの松葉カニは一杯15,000円だそうです。
「今なら12,000円でイイよっ!」
どうしようかなぁ?家内は面倒クサイからと、カニはそんなに好きではありませんが、正月の客呼びもあるしなぁ・・・。と、迷うこと暫し。

途中裏にある公衆トイレに行く時、従業員用の駐車場にはSUVを含めたベンツが数台停まっていました。
うーん、何だか興醒めして、家への干物と母へのらっきょー漬けと、そして職場へのお菓子として定番の「因幡の白兎」だけをお土産に購入し、カニも買わずに市場を後にして空港へ向かいました。

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