カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
今日は、会社の方も仕事納めです。今年も残り少なくなりました。
さて、先月リンゴ採りで手伝いに来てくれた妹一家にも(お世辞でも)好評だった芋煮をまた作ろうと、リンゴ作業中家内に頼んで里芋を買って来てもらってありましたが、そんな余裕も無くすっかり忘れていました。
先々週の週末、リンゴの空き箱を片付け、庭の枯れた宿根草を刈り取り、落ち葉を拾って久し振りに庭の手入れをしたりと、リンゴ作業も終わって初めての休日。夕刻、里芋を買ってあったのを思い出し、夕刻家内が帰省して来る次女を迎えに行っている間に、少し時間も空いたので久し振りに男子厨房へ。
本当は、芋煮というよりも、11月に八戸(第386話参照)で食べたB級選手権の上位常連「センベイ汁」が美味しかったので、「南部煎餅の入らぬセンベイ汁?」を作ろうと思いました(レシピを確認した訳でもなく、自分の舌の勝手な記憶と家にあった食材で)。言うなれば芋煮汁でしょうか。
里芋は買ってから日も経っていますが、幸い傷みも無かったので、先ず包丁で皮を剥き、適当な大きさに切ってから粘り気を取るように塩揉みをします。それから大根とニンジンも切って、安直鍋用に買ってあった豚バラを適当な大きさに切って加えます。味付けは、前回の濃縮つゆは少々甘味が強かったので、今回はお酒と味醂に醤油で味を整えます。最後に、お椀に盛ってから、はす(斜)に切ったネギを散らして完成です。一味をたっぷり振りかけて。うん、イイ味!
「ヨシ、来年は使われないタイムもサラダバーネットも全部抜いて、ルッコラガーデンにしようっと!」
何も手入れせずとも(次々に出てくる花芽を摘むだけで)長く収穫できて大変重宝しました。
キャベツの千切りを敷いた上に、どっさりとルッコラを盛り付け、リンゴを小さく切ってトッピング。サラダの完成です。
リンゴ作業も終わったので、久し振りに男子厨房に立っての料理でした。
主食は家内にお任せです。この日は、親戚の叔母(2段の腕前!)が打ってくれた蕎麦と、長女が送ってくれた日本橋人形町魚久の京粕漬け。
週末まで待ったために香りは落ちましたが、蕎麦好きの次女も母も、その玄人はだしの蕎麦に感心しています。
そして家内がもう一品、リンゴ採りでの帰省の折、長女がプレゼントしてくれたルクエのスチームトレイを初めて使って温野菜(ブロッコリー)を作りました。
食事中の家内と次女の会話・・・。
「ゲゲ、柔らか過ぎ!」
「だってぇ、ブロッコリーの蒸し時間って、ルクエの説明書に書いて無いんだも
ん。適当に5分蒸したんだけど・・・?」
「えっ、ここに書いてあるけど・・・。ブロッコリー3分って!」
「あれっ!?」
「・・・・。」
「・・・・!」
・・・静かに、沈黙の夜は更けていきます。