カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
前回のお叱りと励まし以外にも、今年もお客様から嬉しいお便りをいただきました。
今年初めてご注文をいただいた九州在住のお客様。
最初の自家用(訳あり)を一箱ご注文いただき、その後お歳暮での贈答用をご自宅用配達分と合わせて追加でご注文いただきました。
遠方のため、配達に二日掛かりますので心配していたところ、後日、
「今まで味わったことのない美味しさに、ただただ感激の毎日です。美味しいリンゴ作り大変だと思いますがこれからも頑張って下さい。」
という嬉しいFAXを頂戴しました。遠地ですので、直送ではなくデパートやスーパーの売場に並ぶリンゴとは、確かに鮮度は違うとは思います。
「初めて、産直で食べたんだね。」
ところが、お客様とやり取りをさせていただいた家内によれば、
「今まで、信州リンゴも含めて何度も直接取り寄せたことがあるそうだけど、美味しいのに当ったことが無くて、今回も疑心暗鬼で最初一箱だけ注文してみたらしいヨ。それが美味しかったので、また追加してくれたんだって!」
とのこと。お世辞でも、ありがたいことです。
確かに長年リンゴを作ってきた父は、当園の土壌の良さにいつも感謝していました。でも、我家周辺の神沢地区のリンゴ(○神マークのダンボール箱でお送りします)はどのリンゴ園もそんなには違わないと思います。
先日彼女からクリスマスカードが届き、時候の挨拶に合わせて、
「実家には丁寧なお便りも同梱していただいたとのこと。おりんごの美味しさと合わせて両親ともに感激しておりました。届けていただいた先方様からも好評を得ているようで、母は大変喜んでおります。
“来年もお願いしますねって言うといてんネー”との言伝でした。」
大阪らしい言い回しが懐かしく、また偶然トラブルがあった直後だっただけに、ほんわかと暖かく、何度も読み返しました。
因みに、文中にあった「お便り」は家内が全部手作りし、全てのリンゴに同梱させていただいています。
そして、毎年ご注文を頂いているお得意さまからは、初めてのシナノスイートとふじの小玉を今年もご注文いただきました。FAXが不調だからと、わざわざお手紙をいただき、
「箱の中に入れて下さった、リンゴの青い葉っぱは、ハナミズキや柿の葉と共に、随分の間玄関の棚に散らして楽しませてもらいました。
シナノスイートは甘くてジューシーで、大ぶりが似つかわしいように思いますし、サンふじは大玉が人気でも、この味はやはり小玉!と私の手のひらの中の新鮮な赤色を見ると、納得してしまいます。味もこの可愛さも、この大きさにぴったりと・・・。この冬も、このリンゴで乗り切りたく思います。」
恐らく余裕のあった、中生種シナノスイートの時に入れたリンゴの葉でしょうか。楽しんでいただけて何よりです。“一日リンゴ一個で医者要らず”を実践されています。
その他にも、到着連絡と一緒に、味の感想やリンゴ栽培の励まし、今年の猛暑などの天候を心配していたことなど、たくさんの励ましのお言葉が添えられていました。
疲労困憊の毎日でした。
でも、こんなお便りを頂戴すると、その疲れも吹っ飛ぶような気がします。
本当にありがたいことです。
今年は何だか忙しくて、秋の紅葉も殆ど見れず。
「リンゴが終わったら、京都にでも行こうかぁ?」も、色々あって、パンフも集めたのにどうやら行けそうにもありません。
せめて近くの日帰り温泉にでも浸かって、疲れた体を癒そうと思います。