カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
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近くの民間駐車場に車を停め、いつもの入口から入っていくと、あれっ?誰もいません。呼んでも誰も出て来ません・・・?
すると、以前無かった奥にも入口がありました。
聞けば、裏の蔵造りの別棟を改装し、3日前から拡張して営業しているのだとか。
以前(「草庵」第316話参照)は、一階にカウンターとテーブル席が3つほど、2階に個室がありました。
仲居さんとお話をしていると、何と市民芸術館の姉妹店『井』(第262話)を閉店し、こちらに移転する(した?)のだとか。
「井」は、夜お蕎麦を食べに行くのに(空いていて)穴場だったのですが、我々には好都合でも、芸術館でのイベントが無い日は閑古鳥だったようで、経営的には止むを得ないのでしょうね。確かに、その後何回か行ったらメニューが減っていて、一体どうしたんだろうと思ったのですが、やっぱりでした。
改装後は、1階の(「井」)テーブル席は10卓近くにも増え、2階(「草庵別館」)にもテーブル席のコーナーと幾つか個室も作られたようで、相当広くなりました。従来の草庵もいずれ再開されるとのこと。
どちらかと言うと、草庵が本格派、井がカジュアルという位置付けでしょうか。
さて、我々は2階(草庵の別館)のテーブル席です。
この日はお蕎麦を食べるべく、3000円くらいの簡単なコースで〆の椀蕎麦を抜いてもらい、替わりに個別に好きな蕎麦をオーダー出来るように、事前に家内が予約した時にお願いしてあります。
先付けの中の一品。柿の白和え(前回は夏でイチジクでした)が秋を感じさせてくれます。
何品か大皿で取分けるように出された中で、スモークサーモンを巻いた酢漬けの根菜。
シャキシャキした食感ですが、長芋ではなく、タケノコでもなく、
「生姜じゃない?」「いや、違うなぁ・・・?」
何だか分からず、お聞きすると「聞いてきます!」とのこと。
答えは、何とヤーコンだとか。こんな使い方も出来るんだと感心。
また、炙りモノの中のマコモダケは味噌を付けていただきます。シンプルですが、初めて食べるという娘たちにも好評でした。
ベテランの仲居さんが来られて、
「彼、入ったばかりなので、すぐにお答え出来ずにスイマセンでした」
「いえ、こちらこそ突然聞いて・・・。でも、なかなか爽やかで応対も丁寧だし、むしろ好印象でしたヨ!」
蕎麦は、「ざる」と車麩入りの「かけ」をそれぞれ希望でいただきました。こちらの蕎麦は二八ですが、専門店にも負けていません。
市内で評判のお蕎麦屋さんは、何故か昼しか営業しない所が多く、県外からのお客さんをお連れするのに夜は苦労するのですが、ここ「草庵」と「井」は本格的な手打ちが食べられるので、そんな時に松本でお薦めのお店です。
本日も、いただきました!(松本地方の方言で“ごちそうさま”の意)
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あっ、ナルホドね。
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