カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 (前話に引き続き)10月下旬のとある木曜日。この日ばかりは、就業後、皆ダッシュで上諏訪駅へ向かいました。
松本へは18時半過ぎに到着。前話掲載の企画案に沿って、先ずは19時閉店の珈琲美学「アベ」へ。

 閉店まで20分もありませんでしたが、事前にお電話でお願いしていたということもあって快く対応いただき、女性陣はアベの看板メニュー「モカパフェ」をご注文。
飲む前なので何人かで分けるのかと思いきや、さも当然!という感じで個別にオーダー。さすが・・・。3つ並んだ様は壮観です。本日の(女性陣にとっては)ハイライトでしょうか。
昔の記憶では、下の部分には甘さ抑え目のコーヒーゼリーが入っているので、見た目よりもアイスの量は少なくあっさりしています(筈です)。
こちらは、久し振りの濃い目のアベのコーヒー。酸味の強い「まるも」とは違いマイルドです。コーヒー豆はモカならぬコロンビアかな?
閉店時間をオーバーしてまで対応いただいたマスター、本当にありがとうございました。

 さて、アベを後に10分ほど歩いて、西掘の「たけしや」へ。
まだ早いのか、我々だけ。基本のヤキソバと、生卵入り(マイルドになります)、そしてビールを注文し漸くの乾杯!ヤキソバは皆で小分けしていただきました。やっぱり、時々は食べないとなぁ!

 その後また駅前に戻り、居酒屋「萬来(バンライ)」へ。
ここは、地元のサラリーマンだけではなく、登山客にも評判という店。映画「岳」のロケにも使われたようで、その時の出演者とスタッフ一同の集合写真が飾られていました。中央には主役の島崎三歩役の小栗旬が・・・。女性陣は感動の様子。
タイミング良くテーブル席が空き、注文は、お目当ての山賊焼きと馬刺しの三種盛り。専門店ではなく居酒屋なので、山賊焼きも源太などに比べると小さめです。
最近市内では、「山賊焼き」を松本B級グルメとしてPRしようという“町興し”に協力し、提供するお店(中にはイタリアンのお店や、山賊焼きバーガーまで)が増えているそうです。でもB1グランプリは厳しいかな?唐揚げや竜田揚げ、またチキンカツとどう差別化するのか?
むしろ個人的には、松本B級と言えば(一店舗だけでは無理ですが)「これを食べずして・・・」という意味で、やっぱりたけしやのヤキソバかヤマナミのスパゲッティーが代表格。もし町興しとしてなら、今では松本市となった奈川の「とうじそば(投汁蕎麦)」を普及させた方が、観光的には松本らしくて良いかもしれませんね。
さて、萬来では、お通しに出てきた「山三つ葉」のお浸しに個人的には感動。初めて食べましたが、芹や葉山葵ともまた違うシャキシャキした食感が出色でした。

 最後に、皆まだ食べられそうと言うので、串揚げの「夢屋」へ。
繁盛したのでしょう、すぐ近くの昭和横丁から移転し拡張。こちらも混んでいます。
ただ、以前連れて行っていただいた、本場大阪は阿倍野の庶民的な串カツ屋さんや、こちらは少々高級な伊勢丹別館の「串の坊」に比べると、種類が貧弱、少なすぎ。しかも、アスパラが一本揚げではなく、またレンコンも肉の包み揚げに非ず、ただ厚めのレンコンを揚げただけ・・・。ウズラの卵もメニューに無いではありませぬか。
確かにソースは二度付け禁止。しかし、大阪風を名乗るなら、ちょっと許せんなぁ!本場に対し失礼です。これなら駅前の「楽珍」の方が種類も豊富で遥かにマシです。
皆、満足はしてくれたようですが、個人的には最後にチョッピリ残念でした。

 この日は平日でしたが、居酒屋はどこもビックリするほどの盛況ぶり。少しは景気が戻って来ているとイイですね。

 さて、ヤマナミを除き、松本B級は一応終了。ヤマナミが続くように、大昔の高校生諸氏は一度は行ってあげないといけません。
ところで、今度はC級でしょうか?
キッタナイけど、本当に美味しいレバ焼があるんだけどなぁ・・・。でも、誘っても誰も来ないかも?