カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 芸術の秋(+“天高く・・・”も)の話題を一つ。

 10月3日の日曜日。作業を何とか昼までに済ませて、松本市美術館へ。

 第63回となる県展(長野県美術展)が開催されていてこの日が最終日。
実は、6年前に引退されたボスが、会社勤めを終えられてから始められた洋画部門で見事県展初入選!とのこと。
「大した絵ではないので見るには及ばない!」とわざわざメールをいただいたということは、「こりゃ、絶対に見に行かねば!」。

・・・と、美術館のパティオの奥にある「ビストロ・サンチーム」でのランチをエサに、たまたま週末だけ帰省してきていた次女も誘って3人で出かけました。
驚いたことに、9月の「出光美術館名品展」の時より混んでいて、係員の方の誘導で漸く車を停めることが出来ました。
以前は県内を巡回したのが、今年から松本だけでの開催なのだとか。

 ランチタイム終了間際だったので、先にサンチームへ。ここは地元の食材に拘ったカジュアル・フレンチのお店です。美術館へはランチだけの来場も可。芝生に面したテラス席もあって、気持ちの良い“穴場”です。
ランチメニューは、ワンプレート・ランチと呼ぶ1000円の日替わりランチと900円のキッシュ&サラダ。そしてブリフィックス・ランチが1600円とのこと。
私と娘が日替わりのポークの煮込み、家内がキッシュを注文。それぞれフランスパン(てっきり自家製と思っていたら、家内曰く以前お店のあった旧四賀村のパン屋からの取り寄せだそうです)とドリンクが付きます。お肉にはマッシュドポテトが添えられていました。“痩せの大食い”(≒恒常的欠食児童)の娘は、コーンポタージュも追加・・・。
 さて、県展は日本画、洋画、工芸、彫刻と4部門で500点以上が展示されていました。好みは別として、県知事賞を始めとする受賞作品と入選作の差が素人には(ナルホドという作品も勿論ありますが)良く分かりませんでした。
ボスの作品を見て、家内と娘が「ムンクみたい!」。「えっ、そうかぁ・・・?」
後日ボスから「一時期ムンクに傾倒し・・・」と聞いて、「お見逸れしました!」どうやら彼らの方が、絵を見る目はありそうです。

 県展に併せて常設展示も見ましたが、目玉である草間弥生の特別展示は圧巻でした。「鏡の間」など、幾つかの部屋自体がそれぞれ作品になっています。
「凄い!天才だぁ!」
その生い立ちから、当初はむしろ地元の方が偏見があったと言いますが、作品を見てその凄さに圧倒されました。