カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 古事記に言う『豊葦原の瑞穂の国』と呼ばれる日本。
古代の我国では、葦の生い茂るような湿地帯で、稲穂が豊かに実っているということでしょうか。

 水田が広がるのは日本だけではありませんが、間もなく出穂を迎える、この時期の青々とした水田を見ていると、「本当にこの国は豊かだなぁ」という感慨に打たれます。

  
 水田こそ、耕地整理された米どころの広い田んぼや、一方で狭いネコの額ほどの谷間に張り付くような棚田であったりと、違いこそあれ、この時期日本のどこに行っても瑞々しい水田が拡がっている筈です。

 五月一面に水が張られた水の国から、夏は緑の国へ。そして秋には黄金色の国へ・・・。
この国は、季節によって大地の営みの色を変えていきます。
    
 朝、ボケっとしながら、何気なく車窓越しに見た、まるで一面の芝生のような(葦ではなく、今風に言えば。さしずめ“豊芝原瑞穂国”でしょうか?)、“緑の絨毯”の見事さに、暫し感動して見とれていました。
(写真は近所の田んぼ道から)

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