カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 いつもの園芸店に、今年も春先に芝焼をお願いしたのですが、昨年結構まめに芝刈りをしたので、今年はしなくても大丈夫ですヨ!とのご託宣。
代わって、6月上旬のフラワーガーデンの植栽の植替えの時に、農作業で殆ど手が回らず、目立ち始めた雑草対策に芝生用の除草剤散布をお願いしたら、併せて芝刈りもしてくださいました。

 それから一ヵ月半。除草剤はあまり効かず(芝生の除草剤は、言わば田んぼと一緒で、イネ科以外の広葉の雑草に効く筈なのですが)、特に厄介なカタバミが蔓延ってきてしまいました。

 そこで、この三連休、農作業で手が回らぬ私の代わりに、遂に我慢の臨界点に達した奥様が、日焼け防止の完全防備で芝生の草取り作業開始ィーッ!。
お日様の出ない朝の方がイイからと、薄暗いうちにチロルとナナの散歩を済ませ、5時過ぎから作業スタート。おぉ、やる気満々です。エライ!
こちらもブドウを何とか終わらせて、袋掛けは母に任せて最終日に草取りに参戦。

 しかし、カタバミは地下茎が張っていて本当に厄介です。特に緑色より紫色をしたのが、これが何とも始末に悪い。引っ張っても根は抜けないので、鎌やナイフのような刃物で刺して土中の根を掘り出す必要があります。芝生を傷めますが、全く心配ありません。梅雨があり高温多湿になる日本の夏は芝生には大敵で、むしろ芝は通気性を良くするために、スパイクのような歯が付いたもので芝生に突き刺すことをガーデニングの本でも薦めている(これをエアレーションと言い、スパイクの付いた専用の道具も売られています)ほどですので、却って芝生の手入れに効果的。
また芝生もある意味雑草なので、想像以上に丈夫で、すぐに(と言ってもワン・シーズンあれば)回復します(洋芝なんか成長の早い牧草ですから)。

 家内が丸二日、私が一日掛かりで、漸く草取りが終了しました。見違えるようになました。ヤレヤレ・・・。

 そこで、「どうせなら・・・」と芝刈りをすることに。
6月上旬に一回刈っていただいたので、それほど伸びてはいませんが、その方が刈り時間も短くて済みます。
今回は、ほぼ一時間で終了しました。我家ではいつも15ミリ高で刈り込んでいますが、あまり伸びてからだと半日掛かっても終わらなくなりますので、却ってこまめに芝刈りをした方が、結果的に時間節約になり効率的です。
それに、リンゴ園の草刈後もそうですが、芝刈りの後の若草の匂いが何とも清々しく感じます。これも一種のアロマ効果でしょうか?

 蔓延っていた雑草を抜いた後が白く剥げたようになっているところは、こまめに刈ることで芝がだんだん密になっていきますので心配ありません。むしろ、黒っぽく見える所があると、そこは芝生が伸び過ぎたために、密集した所が湿気で蒸れて腐りかけている可能性がありますので、そちらの方が要注意です。そのためにもこまめに刈り込んだ方が良いようです。

 さて、すっかりキレイになりました。(光が反射して)白く見えるのが順芽。緑色に見えるのが逆芽です。

 せっかくの三連休。農作業と芝生ガーデンの草取りと芝刈りで、どこへも行けませんでしたが、農作業も含めて気になっていたことが幾つか片付き、やれやれでした。

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