カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先日、県外からのお客様を案内して、松本駅近くのホテルから少し散策しながら、蔵の街として松本の市内観光では人気の中町にある『草庵』へお連れしました。
ここは、市民芸術館内の『井(Say)』(第262話参照)と創作和食『天神』の姉妹店(こちらが本店)で、蕎麦専門ではなく和風料理のお店ですが、井同様にお蕎麦がやはり食べられます。

 県外の方には、やはりお蕎麦と郷土料理など信州らしいものを食べていただきたいのですが、お蕎麦だけだとモノ足らず、松本でも意外と(特に夜は)県外からのお客様を案内しようと思うと探すのに苦労します。

 中町にあるので草庵自体も蔵造で、馬刺しや信州の地酒(この日はあまり置いていない下諏訪の御湖鶴の純米があったのと、昔から辛口で定評のある池田町の大雪渓の純米吟醸をオーダー)もあり、料理だけではなく、町を散策しがてらの松本の風情を味わっていただけるので、案内役としても助かります。この日は、コース料理に馬刺しをプラスしてもらいました。個人的には、コースの中では、味噌を付けていただく焼きネマガリダケと、胡桃の白和えを載せた生のイチジクが美味でした。
〆は冷たい汁そば。女将さんも「今日のはエライ(く)細いですねぇ。」と言うほどの細打ちの信州蕎麦をいただきました。

 扇状地で、名水「源池の井戸」を始めとする湧水群で有名な松本らしく、すぐ横にある『蔵シック会館』の広場にも井戸があったり、松本でいち早く電線を地中化した蔵の町もライトアップされていて、昼間の雰囲気とはまた違い、夜もなかなか素敵な、しっとりと落ち着いた風情の中町でした。

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