カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
週末は農作業に掛かりきりのため、一昨年庭のリフォームをお願いした園芸店に、毎年春と秋の2回、特にフラワーガーデンの植替えとメンテナンスに来ていただいています。
今年は、リンゴの摘果作業が昨年より(手が少なく)遅れており、そうは言っても今月一杯に出来るだけ終了させるのが望ましいことから、庭はこれまで殆どお任せ状態です。
今回は、6月初旬。花の終わったチューリップやムスカリなどの春咲きの球根を掘り出し(球根類はそのままでも毎年咲きますが、掘り出して乾燥させた方が良い花が咲きます)、更に(これも本来宿根草ですが)旬の過ぎたパンジー・ビオラ類などに替わって、秋咲きの花卉(かき)類に変えていただいたようです。また、先日は芝生の雑草対策(多分イネ科以外の雑草に効く除草剤散布)も併せてやっていただきました。
庭だと週末しか愛でる余裕が無いので、あまりの見事さに毎日眺められるようにと、ちょっぴり切るのに気が引けつつも、一本切花にして室内に飾りました(・・・が、“持ち”は、切花よりも庭の方がやっぱり良いようです)。
昨年、第89話でもご紹介したオディロン・ルドンの『長い首の花瓶の野の花』のデルフィニウムような見事な花です。28年前の新婚旅行での晩秋のパリで、オルセー美術館で初めて見た絵の中に咲く鮮やかな青い花が、デルフィニウムとの最初の出会いでした。
青系の花が(私は)どうも好きなようで、梅雨空の下の真青なアジサイ(ハイドランジアよりも、日本原産のガクアジサイに侘びを感じます)にも心惹かれます。また、紫色のサルビアは最近あちこちで見かけますが、真青なサルビアが咲いています。こんな色もあったんですね。
小さくて決して“派手さ”はありませんが、フラワーガーデンには色とりどりの花が咲いています。
玄関先の鉢植えも、これまでの葉牡丹から、ここで一緒に夏向けに植栽を変更してもらいました。色のコントラストが鮮やかです。