カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
毎朝チロルやナナを連れて散歩していると、特に田舎道では、何気ない里山の風景に季節の移ろいを感ずる時があります。
6月初旬。どの田んぼも早苗が伸びて、初夏に向かい木々の緑が濃くなった、そんな我家周辺の里山の風景から。
田植の終わった水田に囲まれた農道。
畦道に「ウマズイコ」の花が咲いていました。茎を齧(かじ)ると酸味があります。子供の頃、学校帰りに友達と齧った記憶がありますが、今の子供たちはそんなことはしないでしょうね(親が「キタナイ!」って止めるかも)。スイバの別名。確かハーブのソレル(フランス語でも「酸っぱい葉」の意味だとか。茎ではなく葉を食用)もこの一種です。
そして、ある田んぼには3羽の合鴨でしょうか。
田の雑草を食べてくれています(その後、幸い飛んでいったので、飛べぬように羽を切られた雑草駆除用のカモではないようです)。
山を覆うように満開のアカシヤの花です。正式にはハリエンジュでしたっけ、別名ニセアカシヤ。信州でもあちこちに植えられていて、この花を天婦羅にして食べると甘味があると言います。子供の頃に一二度食べたことがありますが、それほどの美味ではなかったような・・・。花は芳香があり、良いハチミツが採れるそうです。
夜半に俄か雨があったらしく、道路やベランダには水溜りが乾いた後に、ところどころ黄色い縞模様が。この時期、飛散する花粉が雨で洗われた後の様子です。私はイネ科の雑草だと思いますが、家内はアカシヤではと言います。張り合うほどのことでもないし、まぁ、どちらでもイイのですが、散歩中の他愛の無い会話です。でも、絶対に雑草(の筈)・・・です。
(写真はその代表格で、“そこら中に”生えているイネ科の雑草『カモガヤ』。元々は牧草として輸入された帰化植物で、触れると黄色い花粉が粉のようにこぼれます。この時期の花粉症の主犯格とか)
最後に、雑草で終わるのも気が引けますので番外編として。
母屋の中庭に咲く白いアヤメ科?の花。蕾がまるでソフトクリームの様に見えませんか?幼い頃、見立てて遊んだような気がします。