カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
ノンアルコール・ビールとして、0.00%を謳う「キリン・フリー」。世界初のアルコールフリーのビール(風飲料)です。
これまでは、0.05%とか、僅かではあってもアルコール分が完全に抜けていなかっただけに、ビール党としては、技術的背景は不明ながらキリンの技術陣に拍手です(パチパチパチ!)。
今まで、その昔のバービカン(宝酒造だったような)に始まり「ノンアルコール・ビール」が振るわなかったのは、その味もさることながら、多分に僅かとは言えアルコール分が含まれている(従って本来であれば、「ノン」ではなくLow)ことから、(道交法上)血中濃度的には全く問題が無くとも、ドライバーの猜疑心/不安感が拭えなかったからではないでしょうか?それが正真正銘のゼロになったことでの安心感が予想以上のヒットになった一番の要因ではないかと思います。
斯く言う私も、(家内が不在等で)運転する時は安心して時々お世話になっています(高速道路のSAにも置かれているそうです)。
そして、大ヒットとなったキリン・フリーに続いて、サッポロ、サントリーから相次いで「0.00%」の競合商品が投入されました。「何だ、やればできるじゃん!」
しかし先行者メリットは大きいのだろうと思います。陳列スペースの限られるコンビニには、キリン・フリーしか置かれていません。ただ、追いかける方は、先行者の弱点を当然(遅れた分)補わなくては戦えない訳で、その点では、残念ながらキリンは「味わい」がこれまでのバービカンに始まった「ビール風」のある意味「かび臭い」ような“すえた”香りが抜けていませんが、その点、特にサッポロの「ポイント・ゼロ」はかなり改善され、それが押さえられて、よりそのテイストがビール風になったように思います。そしてサントリー「ファイン・ゼロ」はその中間と言ったところ。
松本の味で評判の某割烹(居酒屋?)でも、ノンアルコール飲料がキリンではなくサッポロだけが載っていましたが、「流石分かってらっしゃる!」
しかし、キリンのゼロへの挑戦とその成果は、世界初として大いに称賛されて然るべき。更なる味の改良に期待します。
ここで、キリンから「休む日のための0.00%」なる新製品が発売されました。週二日の休肝日強制適用者としては、CMを見て『これだ!』と奥様にお伺いを立てたところ、「アルコールが入ってなくてもダメ!」と訳の分からぬご回答・・・。
「なして?理屈になってないジャン!」
「ダメなものはダメ!」
ちょっと!CM効果無いんですけどぉ・・・。