カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
チロルとナナの休日朝の散歩コースは、いつもよりちょっと長めの蟻ヶ崎台です。
前日朝の季節外れの雪がすっかり消えた18日の日曜日早朝。
蟻ヶ崎台は、アルプス公園へ続く城山々系の高台にあり、市街地を眼下に望む眺めの良い住宅団地です。ここの公園に桜が10数本植えられていて、立ち寄ってみると、そろそろ散り始めていますが、まだ見頃。
(遠くに家内とナナが。この後チロルが、送れてはならじ、と猛然と走って行きました)
『世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし』(在原業平)
『花見ればそのいはれとはなけれども 心のうちぞ苦しかりける』(西行法師)
咲くまでは、いつかいつかと心騒ぎ、咲けば咲いたで、今度はいつ散ってしまうのかと心乱す。我々日本人にとって古来桜は特別なんでしょうね。
寒の戻りで先週は季節外れの雪と寒さでしたが、そのお陰か4月6日のお城の桜の開花以降既に2週間経ちますが、まだ松本では桜が楽しめます。更に標高が高いアルプス公園の桜はこの週末で5分咲きとか。今週末辺りは広い公園も満開の500本という桜で埋まることでしょう。
『散る花を 惜しむ心やとどまりて また来ん春の たねになるべき』(西行法師)
そして、家から蟻ヶ崎台の北端へ上る坂道の途中、桃の花が咲き始めていました。そして我家のリンゴも小さな蕾が顔を出しました。
桜から桃、そしてあと一週間もすれば梨とリンゴが咲き始めます。
ピンク色から一面の白一色へ。信州松本の春色のバトンが次々とリレーされていきます。
(付録で、時ならぬ雪に負けずに道端に顔を出していたツクシンボです。17日道路の雪が消えた昼前に出かけたチロルとナナの散歩途中で)
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