カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
何年か前ですが、遠い縁戚でもある集落の同姓の小父さんが、趣味の庭木の剪定をしていてそれほど高くもない梯子から誤って落ち、打ち所が悪くそのまま亡くなってしまいました。
数日後、当時勤務していた事業所で安全担当の部下に話をしたところ、こう教えられました。
「“安全の世界”ではこう言うんです。“1メートルは一命取る”って。」
「植木屋の親方は、職人が高いところで作業している時は黙って見守り、梯子を降りてきて地上1mくらいになった時に初めて『おい、気をつけろヨ!』と声を掛けるのだそうです。」
「人間、危ないところでは誰でも緊張し、気を付けて作業しますが、それが解けた時に油断が生まれ、その時が一番危険なんです。」
なるほど、でした。
農作業での選定作業等で脚立に上る時は、いつも必ずこの言葉を思い出して自分を戒めています。『1メートルは一命取る!』
(・・・と言いつつ、2度ほど落ちそうになりました。反省です)
これまで週末になると天候不順で作業が出来ずに残っていた梨と梅と柿の剪定と枝払い。この週末は何とか出来そうなので、“梅切らぬバカ”となる前に、気を付けながら済ませてしまおうと思います。