カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 私の会社では、年休(有給休暇)とは別に、フレックス休暇(会社の営業日を減らさず個人の労働時間の短縮を目的)と呼ぶ個人で自由に設定できる年5日間の休日(2回まで分割可能で、出来るだけ長期休暇になるように設定を奨励)があります。
私は(旅行に使う訳でもなく、家内には申し訳ないのですが)農作業用に、11月のリンゴ採りと2月の果樹剪定用に設定してあり、ここで建国記念日前後に土日も入れて6連休として、周囲に比べて遅れ気味の剪定作業を一挙に挽回です(この間、家内は又々×4乗?)娘のところに上京です。行ってらっしゃ~い!マセ。

 ブドウは1月に何回か週末を使い既に終了していますので、ここでリンゴの剪定開始です。ただこの週は生憎天候が悪く、雪の舞う日や雨の日もありましたが、休ませてもらって職場で働いている同僚のことを思うと、晴耕雨読とは言える立場ではないので、多少降っても有効に使わねば・・・。

 さて、リンゴの剪定は、日当たりと樹形、更にどのくらい木に実をならせるかを考えながら余分な枝をはらっていきます。また、最近は枝が下向きの方が養分が蓄えられて糖度が増すことから、「柳の枝のように」と技術指導員の方から言われるように、出来るだけ枝を下向きに樹形を整えていきます。また、残したい上向きの枝は紐で誘引し、下向きになるように矯正をします。


 朝から夕刻まで、これで今年のリンゴの出来が大方決まるだけに、慎重に(しかし迷ったら「切る」が正解。切り過ぎた!と思うくらいで良いとのこと)成木一本に小一時間ほどかかり作業すること6日間。途中雨で我慢できず半日は断念。むしろ雪の日の方が(雪は払えば落ちるので)まだ作業ができますが、冷たい雨に濡れ、あまりの寒さに手足が悴んで凍えてしまいました。そして最終日の6日目の日曜日の夕刻、漸く60本全て終了しました。あ~しんど!

 写真は、剪定のビフォア・アフターです。写真でも違いがお分かりいただけるかと思います。また、作業中の雪降りの日の様子(手前の枝は梅の木です)。

次は4月下旬頃からの摘花作業まで一休みです。