カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 平日の夜、家内が夜仕事をしないといけないとやらで「簡単に外で食べるぅ!」との仰せ。「近くで簡単に」というリクエストに、いつもの岡田六助『月の蕎麦』ではなく、久し振りに『やんちゃ坊』に出かけました。ここは信州大学(以下信大)や美須々ヶ丘高校の近くの追分交差点にある韓国料理店。
 10年近く前に、高校の音楽部の先輩が当時信大の人文学部の助(准)教授(現在は教授)をされていて、ゼミの学生さんたちへの講演を頼まれ、講師謝礼無用でとお受けしたお礼に、ゼミの学生さんたちとの食事会で連れてきていただいたのが最初でした。大学に近いこともあり、学生さんや先生など信大の関係者が良く来るお店とのことでした。
信大の周りには、エスニックカレーの「メーヤウ」(お昼は確か食べ放題だった筈)や知る人ぞ知る(今や松本B級グルメの代表格メニューの)山賊焼きの「源太」(何十年も変わらぬ値段とボリュームにきっと驚く筈)、また命名の由来を知り納得の大衆食堂「ピカドン」(先月末の朝日新聞「惜別」欄で11月に亡くなられたご主人の紹介あり)や高級中華のお店など、学生さん向けから信大病院の先生御用達まで結構色んなお店があります。
 ここ『やんちゃ坊』は学割(1割引とか)もあり、簡単な定食から本格派焼肉までかなりレパートリーが豊富。韓国人のご家族がやってらっしゃるレストランで奥様が料理を担当されていて、本場に負けない味の韓国料理を出してくれます。
 この日は、ムク(韓国風の蕎麦豆腐だそうです)サラダと他店の倍はありそうな自家製ナムル、そして家内が石焼ビビンバ、私がいつもの豚キムチポクム。これさえあればご飯が何杯でも食べられます。辛くて汗をかくほどなので、特に寒い冬にはお薦めです。
実はもう一品チャプチェ(春雨の炒め物)も頼んだのですが、食べきれずお願いして持ち帰りにしてもらいました。
奥様は、韓国料理の本を出版されるなど、ここ松本でも本格的な韓国料理が楽しめます。

 ここは家からも近く持ち帰りも可能なので、閉店してしまったチャイナ・スパイスの代わりに、農繁期は今度「やんちゃ坊」からテイク・アウトしようと家内と話しながら帰って来ました。