カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
今シーズンは、日本海側の方々は大雪で大変だと思いますが、これまで松本では雪かきが一度もありませんでした。
松本地方は、冬型の西高東低の気圧配置では、日本海からの湿った季節風が屏風のように立ちはだかる北アルプスに遮られ、日本海側に大量の雪を降らせた後の冷たく乾いた風が“アルプス颪”となって吹くので、気温は寒いものの山からの雪が舞う程度で、殆ど雪は積もりません。時々「長野は毎日雪で大変ですね!」と県外の方から言われる時がありますが、天気予報での「長野」は長野県でも北部の長野市周辺であり、北部の山沿い地方は日本海側の影響を受けますので確かにかなり雪が降りますが、中部の松本は太平洋側の気候の影響を受けますので、参考になるとしたらむしろ甲府や東京です。
さて、例年松本に雪が積もるとしたら、太平洋側にも雪を降らせる春先。2月から3月にかけて地元で「上(カミ)雪」と呼ぶ、湿った雪が20~30cmほど積もる時があり(年によっては4月の入学式や入社式に20cmくらい積もった年もありました)、これからがむしろ雪かきの本番かもしれませんが、松本の住人としては、今年はこのまま雪かきが無いと楽なんですが、と思っていたところ・・・。
2月1日の午後から、本格的な雪降りになりました。関東平野でも積雪が予想されるなど、いわゆる「上雪」です。
歩き辛いシャーベット状の雪に足を取られながら、上諏訪駅に着くと、飯田線が雪による倒木で運休とか。その後中央線も高尾・大月間で雪のため架線に垂れ下がった竹のため普通になるなど混乱が続いたようです(翌朝、東京のオフィスから出張してきたメンバーは、夜相模湖付近であずさが動かなくなり車中で夜を明かしたとか。お疲れさまでした)。
松本は深夜には雪も止んで、積雪も思ったほどは積もらず、我家周辺で7cmくらいでしょうか。
翌朝、犬の散歩の前に終わらせねばと、5時前からこの冬初めての雪かきをしましたが、一旦融けて明け方凍ったのか、凍結してガリガリ状態の所もありましたが、建物の北側を除き雪は思いのほか少なめで、少々拍子抜けでした。
早く終わったので、道路沿いの歩道スペースや、ゴミステーションの前も雪かきをしておきました。
さて、お待ちかねの散歩に行きましょうかネ、チロル。
凍結で道路も渋滞するかと思い、いつもより早めに家を出たのですが、渋滞も無く10分も早く駅に着いてしまいましたので、ホームに入線する電車を待つ間、雪の松本駅をパチリ。
いつもは松で黒く見える山々も、また葉を落とした木々も、雪の花が咲いたように真っ白く雪化粧の朝でした。
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