カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
前話の映画の上映時間までに、少し時間があったので、先に夕食を済ませることに。映画館(シネコン)が緑町入口にあることから、先に映画館横の駐車場に車を停め、すぐ近くの緑町の中華料理『廣東』へ。
ここは、一昨年リンゴのH/Pを立上げた時、真っ先にご注文いただいた方から教えていただいた店。その方は、以前転勤で松本におられ、私の拙いブログも松本を懐かしんで見ていただいていて、松本のグルメ紹介を「懐かしく思い出して」と、注文に併せてご自身が松本時代に良く通われたというお店を「一度行ってみてください」と紹介してくださったのです。その時は場所が分からず、以前蕎麦倶楽部『佐々木』を訪ねて偶然対面に見つけた店でした(第31話を参照ください)。
廣東は、辰巳公園側から緑町に入ってすぐ。紅いシェードが目印で、カウンターばかり10席ほど(ただ、4名から10数名までという宴会用コース料理の案内もありましたので、2階にでも座敷があるのでしょう)。店内はお世辞にも綺麗とは言えず、中華料理店らしく油が染み込んでいます。家内が、酸辣湯麺(950円)、私が豚肉とキュウリの辛味噌炒めを定食で(ご飯とスープ、サラダかデザート付きで1200円)、そして大ぶりの自家製水餃子(6個で600円)を注文(必ずしも店名の広東料理だけという訳ではないようです)。
味は(お値段も決してお安くありませんが)失礼ながら外見とはかけ離れた本格派で、むしろ上品で洗練(ただ、量的に麺類は充分なのですが、定食はもう少し多くてもと思いました)されています。家内は水餃子を絶賛。現地の味に近くて大ファンだったチャイナ・スパイスとは違い(但し「水餃子はチャイナ・スパイスに負けてない」とは奥様の評)、残念ながら日本的に味付けされていますが、でも町の中華料理店としてはかなりレベルの高い味でした。カウンターの中で、気さくなご主人と奥さまのお二人で切り盛りされていて、野菜なども一切「切り置き」しておらず、目の前で材料から調理をしていますので、その分時間は多少かかりますが安心感があります。
少し評判になって、店を大きくして(その結果手が回らず)味が(客足も)落ちた店を何軒も知っているだけに、この「小さい」ままの方がいいんでしょうね。
“下町の小さな名店”発見。いや、お見逸れしました。美味しかったです。わざわざ紹介してくださったのも「ナルホド」と納得の味でした。
ありがとうございました。 ――ブログを借りて御礼まで
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