カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 せっかく大事に育てていた水耕栽培のクレソン(第94話を参照ください)。もう少し伸びたら・・・と思い、飲み会続きで数日間放っておいた8月のある朝。クレソンの葉が全て無くなっていて茎ばかりに・・・。青虫に食べられて葉がきれいに無くなり丸坊主になっていました。そしてクレソンの枝には、丸々太った元気そうな青虫クンが6匹も・・・。確かに葉がつやつやしていて見るからに柔らかくて美味しそうでした。全く消毒もしていませんでしたが、まさかこれほどとは・・・。残念ながら、今年のクレソン水耕栽培は完全に失敗です。モンシロチョウの育成に貢献しただけで終わりました。トホホ。あ~あ(斯くなる上は)、みんな元気に蝶になるんだゾー!

 さて、今年は諦めるか?性懲りも無く、今度はプランターででも再チャレンジするか・・・?(ウ~ン、奥様の「氷の微笑」が目に浮かびます)

・・・ということで、9月上旬、ホームセンターでプランター容器と川砂を購入し、またまたスーパーでクレソンを一束買って、瓶に活けて発根を待つことにしました。「育てるより買った方が安いんじゃないの?・・・」という家内の溜息も無視して。確かにご尤も。これで3束目ですが、まだ一本も食べてない・・・。
 念のため、図書館でハーブ関係の書籍を何冊か見たのですが、クレソン(栽培方法)は殆ど記載されていませんでした。ならば「自己流でやるっきゃなかべ!」という次第(しかし、早く育てないと冬になっちゃいます)。
       
 今度は、前回失敗した水耕栽培ではなく、その発泡スチロールにすっぽり入るくらいの小振りのプランター容器に川砂を敷き詰めて発泡スチロールに入れ、発泡スチロールの中には液肥を混ぜた水を浸して、川辺と同じような状態?にしました。容器には、水が常時進入し逆に砂が流れ出ないように、中に目が細かい台が付いていて一ヶ所に穴が空いてるものを選びました。また、今度は虫に葉を食べられぬようにネット(防虫網)を被せるようにしました。
さあ、これで今度はどうだ!?しかし、これだけでしめて約900円也。うーん、クレソンが9束買えます・・・。ま、いいか・・・。ここまでくれば、もう意地だけ。
 しかし、10年以上前に栽培したアメリカン・クレスは、ただ水遣りをしただけで全く虫害もなく食卓を賑わせてくれましたが、しかし一体何が違ったんでしょうか?
       
 そして、ほぼ一週間が経った9月12日の土曜日。瓶に活けておいたクレソンから大分根が出てきました。しかも、買ってきた時は、きっとハウス栽培だったのでしょう。柔らかく浅緑だった葉が、日光で緑が濃くなり、茎も黒味を帯びてしっかりしてきました。ただ密集し過ぎていて、黄色く枯れた葉も散見されることから、ここで準備万端のプランターに移植することにしました。そして、念のため(乾かぬよう)に毎朝プランターに水を掛けて湿った状態を保つようにしようと思います。

さて、今度はしっかり成長してくれるのでしょうか?
クレソンさん、頼むよ!



【注記】
写真は移植したばかりのプランターと、ネット(防虫網)を被せた様子です。植え切れなかった残りは、瓶に挿してそのまま育ててみることにしました。