カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
今年は、(7月15日の関東甲信地方の)梅雨明け宣言以降も毎日雨ばかりの日が続きました。全国的には、平年の1.5倍の降水量を計測した地点もあるとか。例年ですと、7月の日照りが続くと、果樹への定期的な潅水は欠かせませんし、また庭木の中でも、特に芝生は定期的な散水が欠かせません。
ところが、今年は雨が多かったため、お盆前まで果樹は勿論、庭木や芝生も梅雨以降は殆ど水撒きをしないで済みましたので、それほど雨が多かったことが分かります。
一方、雨のお陰で、果樹の玉伸びは勿論、果樹園の雑草(異常なほど!)や芝生の伸びも例年以上です。あとは今後の天候次第で糖度がちゃんと出るかどうか・・・?
さて、なかなか時間が取れず(果樹園の草刈をお盆休みにやっとのことで済ませて)この週末、一ヶ月ぶりに家内の命令一下、一日芝生の草取りをしてから翌日芝刈りをしました。写真は草取りと芝刈り前の芝生の様子。雑草は芝と葉形が違うので、丸い葉は勿論同じイネ科であっても嫌になるほど良く目立ちます。
芝生も言ってみれば雑草なので、雨のお陰で今年は異常な程の成長ぶり。一方、日本の梅雨と暑さは芝生にとっては天敵でもあります。水はけが良くないと、湿気と暑さで蒸れて根腐れから枯れてくることがありますが、我家の芝生ガーデンも所々枯れ気味の部分が幾つか・・・。犬のオシッコも芝生でされると同じようにその部分だけが丸く枯れてきますが、今回は10ヶ所近くもありますので、チロルやナナのせいでも無いようです。
これは、雨で伸びが良く刈り込むことで更に芝芽が増え密集してくるのですが、以前ガーデナーの方から庭のリフォームの際に、『ここの土はいい土だけど粘土質なので水はけを考えて、芝の芽土には一般にホームセンターで売っている芽土よりも川砂の方が良い。』とお聞きした通りで、(芝貼りの時は教科書通りに大量の芽土を購入して使いましたから)今年のように雨が多すぎると逆に密集したことで恐らく蒸れて枯れてしまったようです。
何事も『過ぎたるは及ばざるが如し』で、全て上手くとはいきませんね。
【追記】
写真で、筋のように細長く枯れたように見える部分は、長く(5~6cm)伸ばし過ぎて根に近い茎の黄色の部分まで刈り込んでしまったため(芝刈り機の刈り高は20ミリに設定)。これは全く問題が無く、すぐに葉が伸びてきてまた一面の緑になります。一方、別の写真での楕円形の部分が、湿度と暑さで蒸れて枯れた個所です。芝の生命力は旺盛なので、長雨の時期も過ぎましたし、恐らく徐々に回復していくとは思うのですが・・・?
とにかく、特に7~8月の成長期はこまめな芝刈りが大切です(・・・と反省)。