カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 (第116話の続き)6時半過ぎに松本に到着。夕立でも来そうな怪しげで真っ黒な空を見上げつつ、皆の一番期待の「たけしや」へ足早に駅から北へ徒歩で向かいました。10分ほどで到着。まだ早いせいか、お客さんは誰もいらっしゃいません。昔は、ホントお世辞にも綺麗な店ではありませんでしたが、今では同じ場所で建替えられて見違えるほどです。また、麺そのものも、昔は信州蕎麦と見紛う程に黒くて太かったように思いますが、今は相変わらずの太麺ですが、普通の中華麺にギトギトで甘目のソースが良く絡んでいます。
 さて、昼頃お電話してあったので、「ああ、お電話の・・・」とすぐ分かっていただき、オーソドックスのヤキソバ(並)と、生卵入りの二つとビール(キリンのラガーというのがいいですね)を注文。初めての面々は、すぐに出てきた「ヤキソバ」に興味津々。気を利かせていただき、人数分の取り皿で小分けして・・・(痛み入ります)。
最初は我々だけでしたが、そのうち会社員の方が一人で夕食(ここには「ヤキソバ定食」があるんです)を食べに来られたり、また持ち帰りはひっきりなし。相変わらずの繁盛で何よりです(壁には「まいう」と書かれた“石ちゃん”の色紙が何故か一枚だけ貼られていました。因みに同僚の一人は、松本での葉加瀬太郎のコンサートの中での「私もたけしやのヤキソバ食べました!」と言うトークで興味を持ったのだとか)。
 心配した同僚達の評価(賛否両論かと思ったら、意外にも)は「リピーターになりそう!」、「気に入りました!」などなど全員が高評価。良かった、連れてきた甲斐があったと言うもの。あっという間に皆で平らげ、「たけしや」を後にしました。
 途中(すぐ斜め横)「ここが蕎麦のシーキューブ(第82話を参照ください)だよ(昼間のみ営業)」と紹介しつつ、次なる「どんぐり」へ駅方面に戻る形で徒歩10分。

 道すがら、東南アジアのスコールのような大粒の雨粒が落ちてきます。何だか、日本の夏は亜熱帯に近づいているような・・・(事実、東京では亜熱帯のポトスやインコが野生化して生息しているのだとか)。

 8時頃でしたが、「どんぐり」は、老若男女のカップル(どうやら大昔の高校生や旅行客も?)や家族連れで半分ほど席が埋まっていましたが、無事座れました。多少お腹も満たされつつあり、またここのボリューム感もあって、スパ(ケンタロウスペシャルだったか?)一品とサイドメニュー一品(チョリソー)と、デカンタでワインを紅白注文。妙齢を過ぎつつある面々には「もたれるかも」という心配もありましたが、結果ちょうど良かったかもしれません。
 30数年振りに食べましたが、(個人的には)昔よりさらにお洒落っぽくてなっているような気がして「スパゲティー」と言うより「パスタ」に近く、B級とは言えずA´に近いかなぁ・・・という感じは変わりませんでした(やっぱ、ヤマナミの方が正統派B級かなぁ)。でも、メンバーは他のテーブルも見回しながら、ここのボリュームに感動していました。

 昭和横丁はすぐ対面だったのですが、大昔の高校生の面々は現役とはいかず、その場所と雰囲気を確認しただけで、ショットバーでもなく食後のコーヒーと相成りました。そこで、諏訪に帰るメンバーの電車の時間調整で、松本駅の「スタバ」でツァーの感想を交換。皆一応松本の「B級」に満足していただいたようです。
「やっぱ、ヤマナミ行かなアカン!」、「じゃあ、今度は串揚げとセットで」・・・
と一応再設定の「口約束」を交わし、それぞれ家路に着いたのでありました。

 私メは、少々モノ足らず(かと言ってラーメンを食べるほどの根性も無く)、家で飲み直したのは言うまでありません・・・。