カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
探しても松本周辺では露地植え可能なアメリカン・クレス(最近ではガーデン・クレスとの表記が?)が見つからず、無いと余計欲しくなるのが人間の性(さが)?・・・と言うより、ハーブガーデンを始めた頃の、新鮮なクレソンの美味しさ(サラダは勿論、意外と「おひたし」が美味でした)が忘れられず、こうなったら通常のクレソン(ウォーター・クレス)を何とか育ててみることに。「挿し木」?でも簡単に発根するとのことなので、ハーブガーデンまで苗を買いに行かずに、スーパーに食材として売っているクレソンの束を買ってきて試してみることにしました。
近くのスーパーにもあったので、一束買ってきて、家内にくれぐれも「食べぬよう」注意をして、とりあえず根が出るまで花瓶に入れました。買ってきた当時は、鮮度が落ちていて少々萎れ気味でしたが、一晩経って見違えるようにシャキっと元気になりました。クレソンは生命力旺盛です。だからこそ、日本でもあちこちで野生化しているのでしょう。
3日目で、少しですがもう根が出てきました。
ただ、4日目になり、窓辺に置いてはいたものの、光が足りないのか少し黄ばんできた葉もあったことから、朝、屋外のベランダに出して日光浴させてみることに。ところが、夕刻帰宅すると、風で花瓶が倒れたらしく、皆ひどく萎れていました。捨てようかと思いましたが駄目元でもと改めて水を入れ、翌日になると何とか復活してきました。確かに、生命力旺盛です。ただ、そのためか、根の張り方が遅いように感じます。
そこで、週末の食料品買出しの際、クレソンをもう一束買ってきました。包装から、どう見ても長野県内の同じ生産者。前回の近所のスーパーより鮮度が良くて、しかも(通常価格が)何と半値・・・。こちらのスーパーの方が生鮮は全体的に新鮮で且つ値段も安いとは言え、どうして、98円vs片や198円になるのでしょうか?・・・何だか頭に来るより呆れてしまいました。
帰宅後、早速瓶に活けて比べながら様子を見ることに。
一週間経って、二つ目の束からもかなり発根してきましたので、先々週の雨の日曜日に農作業も出来ないことから、家にあった発泡スチロールの箱の蓋に穴をあけ、ホームセンターで購入してきた水槽用のウール材を使って(普通のスポンジで十分だと思いますが家に見当たらず)茎を固定するようにして、箱に水を張り液体肥料(ハイポネックス)を表記に従って(水10リットルでキャップに1/2)入れました。さて、ちゃんと成長するかどうか?
「そんな簡単な方法で、しかも濾過もしないで大丈夫なの?」と、家内はかなり懐疑的です。ま、それが出来るにこしたことはありませんが、それだと大掛り且つ費用も掛かることから、ここは安上がりで簡単に。
ベランダ下のやや日陰で風通しが良さそうな所において、三日毎に水を替え液肥を入れて様子を見ることにしました。
暫くすると、液肥効果もあるのか、根元から新しい茎も出て少しずつ成長しています。ただ、その後テープで貼ったウールが剥がれてしまい、ホームセンターで改めて防水の両面接着テープを買って張り直しましたので、今度は多分大丈夫かと・・・?
写真は、中に水を張った発泡スチロールの箱に移してから一週間ほど経ったクレソンです。
早く、ジャングルのように茂って、収穫できるようになればいいのですが・・・。
(成功したら=収穫できたらご報告します。失敗したら・・・、忘れてください)