カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
6月中旬の週末、金曜日からまたまた奥様が娘のところに上京・・・。
日曜日は、下の娘の大学の後援会の県支部総会に向けた役員会が長野であり、誰も居ないので、チロルに留守番を頼んで早めに家を出て、会場ホテルにも近いことから、会議の前にまたまた『ふくや』でラーメンを食べることにしました。久し振りといっても、今回は4ヶ月振りくらいでしょうか?(第43話を参照ください)。
時間もあったので、松本駅から普通電車で長野へ向かいました。約1時間20分の列車旅です。篠ノ井線で、しかも普通電車ですので、途中スイッチバックの姨捨駅に停車します(帰路は特急「しなの」でしたので、スイッチバックも無く通過。所要時間は50分)。
『信濃では 月と仏と おらが蕎麦』(一茶)。
「仏都」と呼ばれる長野は善光寺のご開帳も終わり、田毎の月の姨捨を通り、信州蕎麦ならぬラーメン紀行です(個人的に、蕎麦は戸隠もあるものの長野より松本の方が良いように思いますが、ラーメンは断然!長野です)。
この日は未明からの雨で、松本を出る頃にはやみましたが、出て暫く犀川沿いに走る間も北アルプスは雲に隠れています。そして明科を過ぎると篠ノ井線はトンネルが続く山間を走り(一方国道19号線はトンネルを避け犀川に沿って北上します)、冠着トンネルを越えた頃には雲が晴れ、青空が顔を出しました。
日本三大車窓と言われる姨捨駅(第81話参照)では、10数人ほどの観光客の方々がスイッチバックの様子や、高台にあるホームからの千曲川流れる善光寺平(川中島)の様子を撮影されていました。そこでこちらも車窓からパチリ。写真で常夜灯のように見えるのは俳句の投函箱とか。
なお冠着(カムリキ)といういかにも由緒ありそうな地名は、姨捨伝説で知られる姨捨山の正式名称が冠着山で、「天照大神が隠れた天岩戸を怪力の手力男命が取除き、高天原から戸隠に運ぶ途中に、この地で一休みして冠を付け直した」という故事に由来するのだそうです。
さて長野駅に着いて、徒歩で15分程度でしょうか、『ふくや』に到着。
もう2時近くでしたが、まだ結構混んでいました。そして、食べている間にも、何組かお客さんが来られます。若い女性が注文されていましたが、ラーメン(チャーシューもブロックで)の持ち帰り(自分で調理)も出来るようです。
こちらは、勿論いつも通り大盛り(700+150円也)を注文。そして、いつも通りの美味しさでした。娘のお陰で『ふくや』のラーメンが食べられます。感謝(あ、そう言えば父の日だ・・・)。
それしても、トッピングを別にすれば、味は醤油の一種類のみ(で勝負)。
「松本にはこういう味のラーメン屋さん、無いよなぁ・・・。」
そこで食べながら一句。『ナガノでは 月もほっとけ 我がラーメン』・・・。
汗だくになりながらも暫く来れないだろうことから、舌が忘れないようにスープも殆ど飲み干してしまいました。完食です。「ご馳走さまでした!」
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