カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
19日の日曜日の朝、先にチロルの散歩にたっぷりと行って来てから、ナナの散歩も兼ねて(車で)アルプス公園へ最後のお花見へ。
松本も市街地は、とうに葉桜ですが、ここ標高800mのアルプス公園は例年一週間から10日ほど遅く、当日は散り始めというところ(昔はメーデーの後でも未だ花見ができた年もあったので、やはり今年は例年よりは早めです)。
朝8時前でしたが、もう(昼からの?)お花見の場所取りの人たちや、マレットゴルフに興ずる元気な高齢者の方々と、さらに意外だったのは三脚を持った多くのアマチュア・カメラマンの人たちで、結構混んでいました。松本地方久し振りの快晴で、やや霞んではいましたが常念始め西山の峰々が遠く白馬連峰までくっきりと望めました。
アルプス公園は城山山系の奥に位置し、市中からは車で15分ほど。我家からは裏山の位置になり、ほんの数分です。市内から至近距離に、高原の風情ある広大な公園があるというのも珍しいのではないでしょうか。その広さ72haとのこと。特に小さなお子さん連れには、遊具や小動物園もあって(お金も掛からず)格好の遊び場であり、松本市民の憩いの場です。近年倍に拡張され、駐車場も3ヶ所に増えて、アクセスも3方向から可能(お陰で家の前の道路は交通量が増えましたが)になりました。
以前も書いた通り、ここは私が子供の頃は長野県の種畜場で、牛や馬などの家畜が放牧されていて、蝶の採集などで駆け回った自分の?庭でした(標高が高いせいか、下とは種類の違う蝶が生息していました)。また、眼前に広がるアルプスの眺望の素晴らしい場所を見つけ、(当時は来る人も無く)誰も居ない草原に寝転んで暫し眺めていた子供時代の秘密の場所でもありました。また種畜場時代から、一角で営業していた「まきば山荘」が今でも、公園内で独占的に営業を続けていますが、当時としては珍しかったジンギスカン料理が今も名物です。
その頃から植えられていた桜も含め、公園になった今ではソメイヨシノを中心に500本の桜が広い公園内に植えられています。この時期は、桜に負けず「こぶし」の白い花も印象的です。また、ここは公園としては珍しく火気の使用が認められているため(直火以外)、お花見等は、焼肉やバーベキューを楽しむこともできます。お花見は、皆さん、家族広場に近い桜の下で思い思いにされていますが、意外に穴場なのは、ドリームコースター発着所付近から下っていく道路沿い。公園整備後のアクセス道路が開く前のメイン道路。両脇に50歳くらいの壮年期の桜並木が坂を下るように数百メートルに亘って延々と続く様は見事です。但し、坂なのと、マレットゴルフのコースが谷沿いに作られているので、平らな場所を探すのに少々苦労しますが、上の広場ほど混雑していません。
写真は、19日朝のアルプス公園の様子。時々刻々、日一日と変化していますので本日同様に非ず、とご理解願います。
【番外編】
母のところにいるシーズー、ナナです。この16日で満2歳になりました。ブログ・デビューです。以後お見知りおきください。