カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 この三連休を使って次女が引っ越すことになり、引越しの「人足」として上京しました。
 「これまでの家賃以内なら」という家内の出した条件で娘が探した今度の住まいは神楽坂の近くにあり、引越し作業が一段楽した後付近を散策してみましたが、閑静な住宅街で環境も良く、新興住宅街にはない古くからの住宅街の情緒も感じられ、落ち着いて住みやすそうな街でした。近くには、神楽坂だけでなく袖摺坂と何ともゆかしい名前が付いた坂など幾つもの坂があり、歩いてみると「江戸は坂の町」ということが良く分かります。
 ワンルームに3人は無理なので我々は新宿のホテルに泊まったのですが、終日の引越し作業の後(私が初めてだったので)二日間は神楽坂で夕食をとることに。初日は予約もせずに行ったのですが、どこも一杯で、二日目はしっかりと予約をしてから出掛けました。
 懐を気にしない娘が選んだ『鳥茶屋別亭』というその店は、娘によれば昼限定のメニューである親子丼が絶品とのこと(最近の女子学生は口が肥えていますな)。
桜のつぼみが膨らんだ毘沙門天の対面にある創業50年の老舗『鳥茶屋本館』を過ぎ、飯田橋方面へ少し下ったところを折れ、通称“芸者小道”と呼ばれるという風情漂う狭い通りにその店はありました。
 その日は、ロープと見紛うような超極太うどんが名物と言う「うどんすき」の「うどん会席」での引越し祝い。菜の花の和え物や白魚を桜の葉で巻いた揚げ物などの先付から始まり、春を感じさせられるコース内容で、神楽坂情緒も一緒に味わいながら満足して帰途につきました。

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